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このアプリについて  

名称  

QESS - Quick Entry Spread Sheet

「QESS pro」は有料版、「QESS std」は広告表示版です (「QESS free」から名称変更)。

ダウンロード  

QESS pro (Google Play)

QESS std (Google Play)

Copyright 2017, Yoshiaki Watanabe

概要  

入力の効率化に重点を置いたスプレッドシートアプリです。編集可能なレイアウトのキーパッドを使い、 ワンタッチで複数文字入力やセル間移動を行うことができます。

モバイル環境において、出欠確認や成績評価、チェックリスト入力、計数、アンケート入力、小遣い帳、旅行メモのような定型入力を行う際に便利でしょう。

  1. 入力に使用するキーパッドのレイアウトおよび各キーに対応するコマンド列を自由に編集できます。
  2. キーのワンタッチに、複数セルへの複数文字列入力、セル間移動、計算などを割り当てることができます。
  3. カメラやマイクが必要な機能を使うときなどにパーミッションを要求します。パーミッションを拒否しても該当する機能が使えないだけです。
  4. ネットワーク接続が無くても動きます。
  5. キーへ割り当てる処理をコマンド列とJavaScriptを使って記述できます。
  6. xls、xlsx、csv、tsv、txtファイルの入出力ができます。テキスト(csv、tsv、txt)読み込み時には文字コードを自動検出または手動選択できます。
  7. Excelとデータファイル互換ですが、機能は制限されます。
  8. Excel互換の数式を使えます。また別に算術式の評価機能を持ちます。
  9. セル/セル範囲をコピー貼り付けすることができます。また、「共有」機能を使ってテキストの送信と受信ができます。
  10. 行や列を非表示/再表示/削除/追加することができます。
  11. メディア(Image, Video, Audio)をセルに設定できます。ただしメディアファイルを参照する形式であり、Excel等との互換性はありません。
  12. 手書きイメージをセルに設定できます。
  13. 折れ線グラフ、積み上げ棒グラフ、グループ棒グラフ、円グラフ、散布図、レーダーチャート、バブルチャート、ローソク足チャートが描画できます。
  14. 指定範囲についてSQLクエリを実行できます。結果をシートに貼り付けできます。
  15. セルの罫線や色を設定できます。
  16. Excel等の表計算ソフトで設定した、セル統合、チャートや画像等を表示に反映しません。
  17. QRコード/バーコード入力、音声認識入力ができます。また他のアプリとのデータ交換ができます。
  18. セル/セル範囲のテキストを読み上げることができます。またQRコードを生成できます。
  19. 様々な用途に使え自由に編集できるキーパッドレイアウトのサンプル群を同梱しています。
  20. 外部ストレージへデータファイルをエクスポートできます。またそこからデータファイルをインポートできます。
  21. ファイル共有を使ってデータファイルを他のアプリ等へ送付できます。
  22. 正規表現パタン/単純文字列を指定して探索/置換が可能です。
  23. 指定したキー列の昇順/降順に行をソート可能です。
  24. セル範囲の印刷が可能です。
  25. イメージURL,YoutubeビデオURLまたはローカル・メディアを記述しているセルのサムネイル画像を表示できます。
  26. メディアを記述しているセルをダブルタップすると、メディアにアクセスできます。

免責  

本ソフトウェアは無保証です。このソフトウェアに関係して損害・不利益等が発生しても一切の責任を負いません。

使用ライブラリ  

このソフトウェアは、Apache License 2.0(http://www.apache.org/licenses/LICENSE-2.0)の下で公開されている以下のライブラリを使用しています。

  • Apache POI by The Apache Software Foundation (https://poi.apache.org/)
  • Poi-on-android by Dominik Stadler (https://github.com/centic9/poi-on-android)
  • ZXing ("zebra crossing") (https://github.com/zxing/zxing/)
  • Sample Sources in Apache POI Site (https://poi.apache.org/spreadsheet/how-to.html)
  • MPAndroidChart (https://github.com/PhilJay/MPAndroidChart)
  • Zip4j (https://github.com/srikanth-lingala/zip4j)
  • PureWriter/ToastCompat (https://github.com/PureWriter/ToastCompat
  • このソフトウェアは、Mozilla Public License 1.1(https://www.mozilla.org/en-US/MPL/1.1/)の下で公開されている以下のライブラリを使用しています。

  • juniversalchardet (a Java port of 'universalchardet', that is the encoding detector library of Mozilla) (https://code.google.com/archive/p/juniversalchardet/)
  • Rhino by the Mozilla Foundation (https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Mozilla/Projects/Rhino).
  • プライバシーポリシー  

    このソフトウエアは、カメラ、マイクのパーミッションを要求します。このパーミッションは必須ではありません。 カメラはフォト、ビデオまたはQRコードを取得してスプレッドシートに追加するために用います。 マイクは音声認識テキストまたはサウンドを取得してスプレッドシートに追加するために用います。

    このソフトウエアはネットワークを使用します。 ネットワークは、広告表示、ホームページ表示のために用います。またスプレッドシートデータ送受信のために用います。 ただしスプレッドシートデータの送受信は、利用者の指示なしには行いません。

    このソフトウェアは、ユーザーの個人データの収集を行いません。


    使用説明書  

    本ドキュメントはアプリに同梱していますが、スマホの小画面では見づらいです。 下のサポートWebページに、本ドキュメントやその他の情報を置いていますので、 PCなどの大画面で見ることを薦めます。
     https://qess-free.web.app/ja/
    (このページ記述はQESS-stdとQESS-proに共通です)

    基本操作  

    起動  

    QESSのアイコンをタッチして起動します。 起動すると、 入力欄、スプレッドシートとキーパッドからなる画面を表示します。

    画面構成  

    メイン画面を下に示します。 下端(M)のキーパッド部分はアイコン(C)で選択したレイアウトファイルによって変化します。 レイアウトファイルは自由に編集できます。

    Aバック(戻る)ボタン
    Bファイル名(データ編集時はデータファイル名、キーパッドレイアウト編集時はレイアウトファイル名)
    Cキーパッドレイアウトファイル選択
    Dオプションメニュー
    E現在セル(入力対象のセル)の座標
    F入力バー(タッチでシステムキーボードに切替、長押しでフルスクリーン編集)
    G音声認識入力
    Hシート番号(長押しでコンテキストメニュー、ドラッグでシート全体範囲指定)
    I列記号(長押しでコンテキストメニュー、ドラッグで列範囲指定)
    J行番号(長押しでコンテキストメニュー、ドラッグで行範囲指定)
    K通常セル(タッチで現在セルに設定、長押しでコンテキストメニュー、ダブルタップでテキスト全画面編集またはメディアを開く)
    L現在セル(入力対象のセル、長押しとダブルタップは通常セルと同、ドラッグでセル範囲指定)
    Mキーパッド(編集可能、キータッチするとレイアウトファイルで定義した手順を実行、長押しでレイアウト編集モード)

    ファイル選択  

    本アプリは、シートデータ保存のためのファイルとキーパッドレイアウト設定のためのファイルの2つを使用します。 最初に、アクションバー右端のメニューアイコン(C/D)から、それらを選択して下さい。

    アーカイブに以下のようなサンプルレイアウトを同梱しています。 これらを参考にして自分で修正・作成することもできます。

    sampleScoring5段階評価をリストの先頭から順に入れます。
    sampleAttendance出欠記録をリストの先頭から順に入れます。
    sampleBasicCalc基本電卓を実現します。
    sampleSciCalc関数電卓を実現します。
    sampleCheckingチェックマークを追加・削除します。
    sampleCounter何かを計数します。
    sampleCounter2何かを3つに分類して計数します。
    sampleLogging開始・終了の時間履歴を記録します。
    sampleQuestionnaireアンケートを記入します。
    sampleCashcalc小遣い帳電卓を実現します。
    sampleCommands様々なQESSのコマンドを試すものです。
    sampleJump条件付き実行やループを試すものです。
    sampleFormula数式の実行を試すものです。数式は範囲の両隅を指定してから実行します。
    sampleMultimodal音声認識入力、QRコード/バーコード入力、テキスト読み上げ、メディアの取得を試すものです。
    sampleJavaScriptJavaScriptの実行を試すものです。
    sampleRpnCalcRPN電卓をJavaScriptを使って実現します。
    sampleLogCalc履歴付き電卓をJavaScriptを使って実現します。
    nullKeypadキーパッドを非表示にするものです。ゼロ個のキーを定義しています。
    sampleMenuCmdコマンド<MENU menuItem>の使用例を示します。 直接のコマンドがあればそちらを使って下さい。
    sampleShare共有を試すものです。共有先のアプリがインストールされてないときはエラーを表示します。
    sampleSymbols各種記号を入力します。
    sampleKeyShortcut物理キーボード接続時に有用なキーショートカット設定の例です(画面上のボタンは無表示)。

    これらのサンプルは、各利用者が用途に合わせて編集できます。 上記のサンプルが見つからないときは、「ファイル管理»サンプルファイルの初期化」でサンプルをロードし直してください。

    サンプルファイルの初期化を行うと、サンプルファイルは最初の状態に戻ります。 サンプルを修正したときは、別名のファイルに保存することを薦めます。

    「メニュー»設定»レイアウト編集モード」をチェックするとレイアウト設定の編集ができます。 チェックを外すと編集結果を試せます。 またはキーパッドを長押ししても編集モードに移行します。 具体的な説明は後述のレイアウト編集にあります。

    詳細なサンプルレイアウトの説明やレイアウトの編集方法などは、サポートWebページ上に置きます。

    入力  

    スプレッドシート内のセルをタッチし、キーパッドを使って入力します。現在セル(赤フレームのセル)が入力の対象です。 現在セルは編集用の値を表示します。

    画面上部の入力バーをタッチすると、入力手段がキーパッドからシステムキーボードに変わります。 入力バーを長押しすると、フルスクリーン編集ができます(フルスクリーン編集はセルをダブルタップしても開きます)。

    先頭に「'」を付けて入力すると文字列、「=」を付けて入れると数式(Excel Formula)となります。 それ以外は、数値に変換できれば数値、できなければ文字列となります。以下は入力例です。

    入力実際の入力値解釈
    '文字列:null空文字列
    'ABC文字列:ABC先頭が「'」は文字列
    ABC文字列:ABC数値に変換不可
    '123文字列:123先頭が「'」は文字列
    123数値:123数値に変換可
    123X文字列:123X数値に変換不可
    =1+23数式:1+23先頭が「=」は数式
    =SUM(A1:B2)数式:SUM(A1:B2)先頭が「=」は数式
    '=1+23文字列:=1+23先頭が「'」は文字列
    1+23文字列:1+23数値に変換不可
    =ABC文字列:=ABC数式として解釈不可

    メニューから「データ型変更」を選択するとデータ型を変更できます。 データ型の詳細は後述します。

    改行文字の入力・表示は「\n」です。フルスクリーン編集においては本来の改行キーを使えます。 タブ文字の入力・表示は「\t」です。

    アクションバー右端のメニューアイコン(D)をタッチすると、オプションメニューを表示します。

    また、スプレッドシート上のセルやヘッダの行番号・列記号表示を長押しすると、コンテキストメニューを表示します。

    オプションメニューの一覧をメニュー項目に示します。 コンテキストメニューには長押しした要素に関連するメニュー項目を表示します。

    終了  

    Backキーを押すことで終了します。データは自動保存します。

    各種操作の説明  

    セル範囲  

    複数セルからなる範囲を指定して各種操作を実行するには、以下のようにします。

    1. 範囲の隅に当たるセルを長押ししてメニューから「範囲指定」を選択します。または現在セルをドラッグします。
    2. もう一方の隅に当たるセルを長押ししてメニューから希望する操作(例:クリア)を選択します。
    3. その操作が実行されます。
    Backキーを押すと範囲指定マークを取り消します。

    セル範囲を指定してから行や列の操作を行うと、その範囲に含まれる行や列が操作の対象となります。 例えば「C1:D2」を範囲指定して列の非表示を行うと、C列とD列が非表示になります。 現在セルの行/列のヘッダーをドラッグして、行範囲/列範囲を指定することもできます。

    コピー・貼り付け  

    一つのセルから一つのセルへコピー・貼り付けを行うには、 コピー元セルを長押しして表示されるメニューから「コピー」を選択し、次に貼り付け先セルを長押しして表示されるメニューから「貼り付け」を選択します。

    コピー元や貼り付け先を複数セルにするには、セル範囲選択の操作をしてから、コピーや貼り付けを行って下さい。 以下は、複数セルからコピーして複数セルへ貼り付ける手順です。

    1. コピー元範囲の隅に当たるセルを長押しして、メニューから「範囲指定」を選択します(または現在セルをドラッグします)。
    2. もう一方の隅に当たるセルを長押しして、メニューから「コピー」を選択します。
    3. コピー元範囲が点線で表示されます。
    4. 貼り付け先範囲の隅に当たるセルを長押ししてメニューから「範囲指定」を選択します(または現在セルをドラッグします)。
    5. もう一方の隅に当たるセルを長押ししてメニューから「貼り付け」を選択します。
    6. コピー・貼り付けが実行されます。

    「コピー」を指示すると、アプリはコピー元の範囲を点線でマークします。 さらに範囲内のテキストをクリップボードにコピーします。 「貼り付け」の段階で、コピー元範囲がマークされていれば、そこから貼り付け先範囲へセル情報を含めてコピーします。 マークされていなければ、クリップボードのテキストを、貼り付け先範囲に貼り付けます。

    Backキーを押すと、コピー元範囲のマークを取り消しますが、クリップボードのテキストは残ります。 この段階で貼り付けを行うと、セル情報を含まないテキストのみを貼り付けます。

    セル範囲を貼り付けた場合、現在セルは貼り付け範囲の下に移動します(「設定>Enterキーの動作」で右を設定すると右になります)。 列範囲を貼り付けた場合は右に、行範囲では下に移動します。

    セル参照  

    セル参照は、計算の記述などにおいて、セルの座標を表現する文字列です。 本アプリでは、ExcelのA1形式とR1C1形式が使えます。共に大文字小文字を区別しません。

    A1形式はExcel等の表計算ソフトで一般的に使われる形式です。 列を「A,B,C..」と、左から順に表記し、行を「1,2,3,..」と、上から順に表記します。

    「A1」が左上端のセルです。「B1」がその右、「A2」がその下のセルです。 '$'を付けると絶対指定、付けないと相対指定になります。

    R1C1形式もExcel等がサポートする形式です。行(Row)を「R1,R2,R3..」と上から順に表記し、 列(Column)を「C1,C2,C3..」と左から順に表記します。

    「R1C1」が左上端のセルです。「R1C2」がその右、「R2C1」がその下のセルです。 これらは左上端を(1,1)とする絶対指定です。 「R[1]C[-1]」のように'[ ]'でインデクスを囲むと相対指定になります。 「R[1]C[-1]」は現在セルの1行下(Rowが+1)で1列左(Columnが-1)のセルを意味します。

    R1C1形式の記述例を示します。

    R2C3第2行第3列のセル
    R2C[3]第2行で現在セルの3列右のセル
    R[0]C[-1]現在セルと同じ行で1列左のセル
    RC[-1]上と同等の記述。省略は'[0]'記述と解釈
    R1C第1行で現在セルと同じ列のセル。つまり現在列の上端
    RC1現在セルと同じ行の第1列のセル。つまり現在行の左端
    RC現在セル
    RC10現在セルと同じ行で第10列のセル

    例「RC1」や「RC10」は、A1形式としても解釈できます。 しかし本アプリでは、R1C1形式としての解釈を優先し、解釈できない場合にA1形式とみなします。

    計算  

    本アプリにおけるセルデータの計算には、数式(Formula)と算術式が使用できます。

    数式(Formula)は、Excel等の表計算ソフトで使える数式です(例:'SUM(A1:B2)', 'A1+B1')。 先頭に'='を付加してセルに記述します(例:'=SUM(A1:B2)')。 または先頭に'='を付加せず文字列としてセルに記述してから、メニュー中の「データ型変更」で数式にします。 数式内のセル参照にR1C1形式は使用できません(例:'SUM(R1C1:R2C2)'は不可)。

    算術式は、本アプリ独自の仕様です。算術式には、加減乗除演算子と括弧、 それにA1形式とR1C1形式の両方のセル参照を記述できます。 関数はサポートしません。 算術式は文字列としてセルに記述します。評価コマンド<EVAL>を実行すると、セルの値を計算結果に置き換えます。 また、算術式を記述してから「データ型変更」で数値に変更しても計算できます。 評価の時点で開きカッコが不足していれば、式の先頭に不足分の開きカッコを付加して評価します。 また閉じカッコが不足していれば、式の末尾に閉じカッコを付加して評価します。 セル参照は再帰的に評価して計算します。

    算術式の評価例を示します。

    1+2*37
    (1+2)*39
    2+3)*2+1)*222
    ((2+3)*2+111
    RC[-1]+1左に隣接セルが2の時、3
    RC[1]+R[-1]C右に隣接セルが2、上に隣接セルが3の時、5

    データ型と表示フォーマット  

    QESSは以下のデータ型および表示フォーマットを持ちます。 ただし、テキストファイル(拡張子=CSV,TSV,TXT)を指定している場合は、全てフォーマットなしの文字列として保存します。 多様なデータ型/表示フォーマットを使う場合は、データファイルのメニューで、拡張子がXLSまたはXLSXのファイルに変換して下さい。

    データ型
    数値(Numeric)
    数式(Formula)
    文字列(String)
    表示フォーマット
    日付(Date)
    時間(Time)
    日時(DateTime)
    ユーザ定義1(UserDef1)
    ユーザ定義2(UserDef2)
    多数の組込フォーマット

    これらはExcelと互換性を持ちます。

    各フォーマット(組込を除く)はメニュー内で編集できます。

    ユーザ定義1・ユーザー定義2のフォーマット初期設定は、3桁区切りと通貨表示です。 フォーマットは文字列には影響しません。

    共有  

    QESSは、テキスト共有の送信と受信の両方の機能を持ちます。

    他のアプリにおいて、「共有」機能を選択した場合、QESSが共有先の一覧に表示されます。 QESSは、「メニュー»設定»クリップボードテキスト形式」に従って解釈・分割し、現在セルから配置します。 クリップボードテキスト形式が「.txt」の時は、セル分離の文字を「メニュー»設定».txt形式における区切り文字」で指定できます。 「メニュー»設定»共有テキストデータを生のままで扱う」にチェックを入れると、解釈・分割せずに、 現在セルに全テキストを配置します。現在セルは貼り付け範囲の下に移動します(「設定>Enterキーの動作」で右を設定すると右になります)。

    QESSにおいてメニューから「共有」を選択した場合、共有先一覧を表示します。 共有先に送るのは、セル・行・列・シートもしくは範囲から、クリップボードテキスト形式で取得したテキストです。 セルメニューから呼び出した場合は、セルもしくは範囲指定した複数セルから取得します。 行メニューから呼び出した場合は、行もしくは範囲指定した複数行から取得します。 列メニューから呼び出した場合は、列もしくは範囲指定した複数列から取得します。 シートメニューから呼び出した場合は、シートから取得します。

    メディアファイルを共有するには「共有(メディア)」を利用下さい。もしくは「メニュー»ファイル管理»基本操作」が表示する画面で、 共有ボタンを利用下さい。

    共有機能の無いアプリの場合は、クリップボード経由のコピー・貼り付けを使って下さい。

    キーに割り当てることもできます。 詳細は共有設定に記述します。

    テキスト読み上げ(TTS)  

    「テキスト読み上げ」機能を使って指定範囲内のセル内容を読み上げることができます。 読み上げはメニューから呼び出すことも、またキーに割り当てることもできます。 読み上げは標準では列方向(水平方向)が優先です。指定範囲内を列方向に順に読み上げて、終わったら次の行に進みます。 設定で行方向(垂直方向)優先に変更できます。 読み上げはBackキーで中断します。 各列および各行のテキスト読み上げの間に挿入する無音期間を設定で指定できます。 TTSの使用には、言語の指定と音声データのインストールが必要です。Androidの設定メニューから行って下さい。

    入力支援画面  

    入力を効率化する副画面を用意しました。

    一つは数式入力の支援画面です。計算範囲や関数名の指定がより簡単になります。

    使用は次の通りです。

    1. 計算範囲の一方の隅のセルにおいて、メニューから「範囲指定」を選択します(または現在セルをドラッグします)。
    2. 計算範囲の他方の隅のセルにおいて、メニューから「範囲指定」を選択します。この結果、計算範囲が点線で示されます。
    3. 計算結果を入れるセルにおいて、メニューから「数式入力」を選択すると、上の画面が表示されます。
    4. ボタンやキーボードを使って入力します。
    なお、数式記述が誤っていたら数式ではなく文字列と解釈します。

    もう一つは、連続データ入力の支援画面です。一連の数値を複数のセルに入れることが簡単になります。 曜日や月の名称など、数値以外の連続データはサポートしていません。

    セル操作のメニューから「連続データ入力」を選択すると、上の画面が表示されます。 画面上の各要素は以下を意味します。

    範囲指定があるときはその範囲内のセルに対して入力します。指定が無いときは、現在セルから入力します。

    探索と置換  

    シートのメニューから「文字列の探索/置換」を選択するか、設定の「文字列探索/置換バーの表示」にチェックを入れると、 探索/置換のバーを画面上部に表示します。

    「下方探索」/「上方探索」のボタンを押すと探索文字列を上/下方向に探索します。 「置換」のボタンを押すと、現在セル内の探索文字列を置換文字列に置き換えます。

    探索置換バーの右下端の3ドットアイコンを押すと、大文字小文字を区別した探索、及び正規表現探索への切替ができます。

    正規表現探索の場合、「先頭置換」ボタンは、現在セル内で正規表現に最初にマッチした文字列の置換を、 「全て置換」は現在セル内でマッチした全ての文字列の置換を実行します。

    メディア(Image, Video, Audio)  

    このアプリはメディア(Image, Video, Audio)を扱えます。

    セルにメディアファイルを設定するには、以下の方法があります。

    メディアファイルを開くには、セルをダブルタップします。

    Excel互換の形式ではありません。 別に保存したメディアファイルを参照する形式で実現します。 メディアファイルは、ファイルの節で示すフォルダに保存します。 セルにはメディアファイル名を入れます。 また可能ならばサムネイル表示をします。

    セルに表示したファイル名を変更するときは、セルメニューの「メディア名変更」を使って下さい。 セル表示名を直接変更すると参照関係が壊れます。 また、Excelファイルを外部に移行する場合も参照関係が切れます。

    グラフ描画  

    このアプリは以下のグラフを描画できます。

    折れ線グラフ、積み上げ棒グラフ、グループ棒グラフ、円グラフ、散布図、レーダーチャート、 バブルチャート、ローソク足チャート
    描画データのセル範囲を指定して、セルのメニューから「グラフ描画」を選択して下さい。 描画結果を保存して、シートにリンクすることができます。 詳しくはグラフ描画画面のヘルプを参照してください。

    SQLクエリ  

    現ワークブックまたはファイルからSQLiteテーブルを作成できます。そのテーブルの検索結果はシートに貼り付けることができます。

    範囲を指定して、セル/行/列/シートのメニューから「SQLクエリ」を選択して下さい。 大きいデータの一部のみを必要とするときに有用でしょう。 詳しくはSQLクエリ画面のヘルプを参照してください。

    印刷  

    印刷は、印刷する範囲を指定して、セル・列・行・シートのメニューから呼び出します。

    「範囲」は現シート内の印刷する領域を、「枠・罫線・塗り」は描画の有無を意味します。 「拡大縮小」は、「比率」もしくは縦・横に収める「ページ数」で指定します 拡大縮小は10%から400%の間に制限します。 幅または高さ方向のページ数を省略すると、その方向はページ数制限なしになります。 縦方向のページ数を指定した時は、自動セル高さを一時的にオフにして印刷します。 ヘッダー・フッターには任意の文字列および「定義済み要素」(ページ番号等)を組み合わせて 指定できます。

    用紙サイズ、部数、ページ範囲、縦横方向、モノクロ印刷、出力先等は、次のプレビュー画面で指定します。

    物理キーボード  

    QESSは物理キーボードを接続して使用できます。文字入力は、フォーカスが入力バーにあるときに可能です。 物理キーボードで、フォーカスを入力バーにするにはEnterキーを使います。逆に入力バーから外すには矢印キーを使います。 フォーカスが入力バーにあるときは、ソフトキーボードと同等の動作になります。 フォーカスが入力バーにないときは、矢印キーとTabキーで現セルの移動、BackSpaceキーで現セルの内容消去ができます。

    さらにレイアウトファイルにキーショートカット設定を記述することが出来ます。 詳しくは下記のショートカット設定を参照下さい。

    ファイル  

    Excel等の表計算ソフトとデータファイル互換ですが、大多数の表示スタイルやグラッフィクスなどはこのアプリ上では再現できません。 表計算ソフトでの既存設定はできるだけ壊さないようにしていますが保証できません。 バックアップを取った、単純な形式のファイルを使用して下さい。

    ファイルは画面を回転した時やファイル一覧などの画面に切り替えた時に保存します。

    データファイルは以下に示すアプリフォルダ下に保存します。 ここは、Android OSのバージョンによってはできません。 この場合、USBケーブルでPCと接続してアクセスしてください。 またはファイルを「ファイル管理>ファイルエクスポート」で共有フォルダにコピーして下さい。

    アプリでは「storage/」は、「内部ストレージ」、「storage/emulated/0/」等と表記されます。

    アプリフォルダは用途別に以下のサブフォルダに分割します。

    PCと接続しても、PCからファイルが見えないことがあります。 この場合はストレージ・キャッシュのクリアと再接続を行ってみて下さい。 またUSB接続方法が、ファイル転送になっていることを確認してください。

    PCや他のアプリとの間でファイル交換する際に、文字セットの違いで文字化けすることがあります。 本アプリでテキストファイル(.csv, .tsv, .txt)を読み書きするときは、文字セットを自動検出しますが、 完璧ではありません。文字化けするときは適切な文字セットをメニュー内で手動選択してください。 クリップボードテキストの文字セットはUTF-8です。

    メニュー»ファイル管理»基本操作」で、ファイル管理の基本的な操作ができます。

    下部のボタンで、ファイルのコピー、名前変更、削除、共有が行えます。 またサブフォルダ作成は、画面上部のフォルダアイコン を 使います。ファイルやフォルダの内容を見るには、ファイルリスト左端のサムネール/アイコンをタッチしてください。 ただしシートデータは簡易表示(テキストファイルは生データ)です。完全な表示には、ファイルを長押しして「開く」を選択してください。

    コピー・名前変更の出力先ファイルが存在する場合は、上書きを防止するためにサフィックスを付加します。

    レイアウト編集  

    レイアウトファイル  

    キーパッド上のコマンドボタンを長押しすると、レイアウト編集モードに移行します。 または「メニュー»設定»レイアウト編集モード」にチェックを入れます。

    レイアウトの修正は、基本となるファイルから「メニュー»レイアウトファイル»名前を付けて保存」 で作成した別ファイルで行うことを薦めます。 付属のサンプルファイルは、トラブル時に初期状態に書き戻されることがあります。

    レイアウト編集モードを抜けるには、画面右上端のXアイコンをクリックするか、「メニュー»設定»レイアウト編集モード」のチェックを外します。

    以下にレイアウト例を示します。

    下図のキーパッドを表示するレイアウトファイルは以下の通りです。

    ColumnCount3
    ButtonTextGoodBadClear
    ButtonCommandgood<DOWN>bad<DOWN><CLR>

    ColumnCountは、横方向の分割カラム数です。ここでは3カラムに分割してボタンを配置しています。 ColumnCountを2にすると、1行目に2つ、2行目に1つのボタンを配置します。また1にすると、縦に3つのボタンを配置します。

    ButtonTextは、各ボタンに表記する文字列です。ここでは、3つのボタンに「Good」「Bad」「Clear」と表記します。

    ButtonCommandは、各ボタンをタッチしたときに実行するコマンド列です。 <DOWN>は現在セルを下方のセルへ移動するコマンド、<CLR>は現在セルをクリアするコマンドです。 単なる文字列の記述は、その文字列の現在セルへの追加です。

    「Good」表記のボタンをタッチすると、現在セルに「good」を追加して下のセルに移動します。 「Bad」表記のボタンをタッチすると、現在セルに「bad」を追加して下のセルに移動します。 「Clear」表記のボタンをタッチすると、現在セルの内容をクリアします。

    このレイアウト設定は、何らかのリストに対して、各行の項目の良否を上から下へ順に付けていくことを想定しています。

    次はもう少し複雑なレイアウトです。

    ColumnCount8
    RowHeight48
    ButtonTextChk<^>Unchkv
    ButtonTextSize161616161616
    ButtonTextColor
    ButtonCommand<LEFT><UP><RIGHT><BS><DOWN>
    ButtonColumnSpan212122
    ButtonRowSpan221221
    ButtonBackColor#FFFFEEEE#FFEEFFFF#FFEEFFFF#FFEEFFFF#FFFFEEEE#FFEEFFFF
    CommandsAtLoading<RIGHT><DOWN>

    このレイアウトでは8カラムを使用しています。横に長いボタンが2カラム分、横に短いボタンが1カラム分を使っています。 2カラム幅のボタンが3つと1カラム幅のボタンが2つで、合計8カラム分となります。

    各ボタンの列方向・行方向の広がりは、ButtonColumnSpanButtonRowSpanで指定します。 例えば「Chk」表記のボタンは、列方向・行方向ともに2つ分です。「<」表記のボタンは列方向に1つ分、行方向に2つ分です。

    CommandsAtLoadingは、レイアウトファイルがロードされるときに実行されるコマンド列です (注意:データファイルとレイアウトファイルは、QESSがメイン画面に戻るときにもロードします)。 他の指定項目は名称から分かると思います。省略すればDefault値が使われます。

    Color設定で使われている'#FFEEFFEE'はARGB値です。Alpha、Red、Green、Blueの16進2桁数値が並びます。 Alphaは不透明度であり、'00'が完全に透明、'FF'が完全に不透明です。 Red、Green、Blueは赤、緑、青の混合量です。 '#FFEEFFEE'は、緑を最大値('FF')にして、赤と青を最大値から少し弱めて('EE')混合した完全不透明の色です。

    ボタンは指定順に詰めて行きます。その行に入らない場合は次々に行を追加してボタンを配置します。

    各キーのタッチで実行されるコマンドは、チェック記号「✔」の現在セルへの追加と、上下左右のセル移動「<UP><DOWN><LEFT><RIGHT>」、 それにBackSpace「<BS>」です。つまりこのレイアウトは、セルを移動しながらチェックを付けたり外したりする用途を想定しています。

    ショートカット設定  

    レイアウトファイルには、物理キーボード接続時に有用なキーショートカットも記述できます。 ただしQESSの全操作を、キーボードのみで行うことはできません。 下に記述例を示します。

    # キーコマンドコメント
    Ctrl+Up<GO R[-10]C>10行上へ移動
    Ctrl+Down<GO R[10]C>10行下へ移動
    Alt+M<MENU>メニュー表示
    1列目がショートカットキー、2列目が実行するQESSコマンド、3列目が注釈です。先頭が「#」の行は無視します。 ショートカットキーは「修飾キー」と「メインキー」の列です。修飾キーは「Ctrl+」、「Alt+」の少なくとも一つを含み「Shift+」を含むことができます。 メインキーは、矢印キーを表す「Up」「Down」「Left」「Right」と英数記号文字です。 例えば「Shift+Ctrl+Alt+Up」、「Ctrl+Alt+5」は有効な記述です。

    同梱のサンプルsampleKeyShortcut.xlsxはソフトキーパッドなし、ショートカット記述のみのレイアウトファイルです。 これをベースにして編集して下さい。 ファイルが見つからないときは、「メニュー>ファイル管理>サンプルファイルの初期化」を行って下さい。

    その他のサンプルレイアウトやレイアウト編集の説明は、QESSサポートページに載せています。

    コマンド列  

    1つのボタンに長いコマンド列を割り当てることもできます。 使用できるコマンドの一覧をコマンド一覧に示します。 コマンドは'<'と'>'で囲んだ文字列です。大文字・小文字を区別しません。

    原則として、操作は現在セル、行・列の操作は現在セルを含む行・列が対象です。 また、範囲選択中の場合は、範囲に含まれるセル・行・列が対象です。

    サンプルレイアウトの中で使われているコマンド列のいくつかを解説します。

    コマンド列<CLR>Good<DOWN>
    動作「現在セルをクリア」 「現在セルに'Good'を追加」 「現在セルを1つ下に」
    Goodと入力して次行へ移動する処理です。
    使用場所sampleScoring

    コマンド列+1<EVAL>
    動作「現在セルに'+1'を追加」 「現在セルを評価」
    現在セルが'3'だった場合、'+1'が追加されて'3+1'になり、それが評価されて、現在セルの値は4となります。 現在セルが空白だった場合、'+1'が評価されて現在セルの値は'1'となります。
    使用場所sampleCounter

    コマンド列<GO A1><CLR><GO B1><CLR><GO C1><CLR>
    動作「A1セルに移動」 「クリア」 「B1セルに移動」 「クリア」 「C1セルに移動」 「クリア」
    1行目の1,2,3列目のセル内容をクリアします。
    使用場所sampleCounter2

    コマンド列<CLR>Start<RIGHT><CLR><NOW TIME><DOWN><LEFT>
    動作「クリア」 「'Start'を追加」 「右に移動」 「クリア」 「現在時刻を追加」 「下に移動」 「左に移動」
    現在セルに'Start'と記入、その右に現在時刻を記入して、Startを記入したセルの下に移動します。
    使用場所sampleLogging

    コマンド列<GO RC3><CLR><LISTN Q1>
    動作「RC3セルに移動」 「クリア」 「Q1リストから選択して追加」
    現在行の3列目のセルにQ1リストから選択したインデックス番号を入れます(LISTNをLISTに変えると選択した文字列を入れます)。 Q1リストは同じレイアウトファイル中に記述しています。
    使用場所sampleQuestionnaire

    コマンド列<JNE A1 x><RIGHT><CLR>Same<LBL x>
    動作「A1セルと相違ならばラベルxへジャンプ」 「右に移動」 「クリア」 「'Same'と追加」 「ラベルx」
    現在セルの内容がA1セルと同じならば、右セルに'Same'と記入します(相違ならばコマンド列をジャンプするので記入無しです)。
    使用場所sampleJump

    コマンド列<JLMT x 10><LBL x><CLR>AA<DOWN><JMP x>
    動作「ラベルxへのジャンプを10回に制限」 「ラベルx」 「クリア」 「'AA'と追加」 「下へ移動」 「ラベルxへジャンプ」
    現在セルから縦に10個のセルに'AA'を記入します。
    使用場所sampleJump

    コマンド列IF(A1>0, "A1>0", "A1\<=0")<TYPE FRML>
    動作「文字列追加:IF(A1>0, "A1>0", "A1<=0")」 「データ型を数式に」
    IF関数を記述して、データ型を数式にします。「\<」は「<」がコマンド開始記号でなく通常文字であることを意味します。
    使用場所

    JavaScript呼び出し  

    レイアウトファイルに、コマンド<JS script>を記述することで、JavaScriptを実行できます。 scriptは、直接記述、間接記述、変数設定ができます。その例を下に示します。

    ButtonTextSinAddExecSum
    ButtonCommand<JS x=Qess.takeCellVal();y=Math.sin(x);Qess.putToCell(y);><JS script1><SETV @var1><RIGHT><JS @var1><JS sumScript>

    script1x=Qess.takeCellVal();
    Qess.right();
    y=Qess.takeCellVal();
    Qess.right();
    z=Number(x)+Number(y);
    Qess.appendToCell(z);
    sumScriptQess.range();
    range = Qess.takeRangeStr();
    Qess.rangeReset();
    Qess.right(); Qess.down();
    Qess.putToCell("=sum("+range+")");

    「Sin」キーでは、スクリプトをButtonCommandに直接記述しています。 「Add」キーでは、別行に記述したスクリプトscript1を、ButtonCommandで間接指定しています。 「Exec」キーでは、変数@var1に設定したスクリプトを実行します。 「Sum」キーは間接指定のもう一つの例です。JavaScriptから数式を使っています。

    上の記述をしたサンプルファイルsampleJavaScriptをアーカイブに同梱しています (見つからないならばメニューからレイアウトファイルの初期化を選択して下さい)。 sampleJavaScriptをレイアウトファイルとして選択すると、上記のボタンを表示します。 「Sin」キーを任意のセルで押すと、そのセルの値のsin関数を計算します。  2つの横並びのセルに数値を設定して「Add」キーを押すと、加算結果を2セルの右隣セルに追加します。 任意のセルにスクリプト(例:「Qess.putToCell(2+3)」)を設定して、そのセルで「Exec」キーを押すと、セルは「5」(「2+3」の結果)に変わります。 「Sum」キーは、指定した範囲の値の総和を数式「=sum(range)」を使って求めます。 スクリプト中の「takeRangeStr()」を「takeRowStr()」や「takeColStr()」に置き換えると、行や列の総和が得られます。

    QESSとのデータ授受は文字列型を基本とします。 数値演算の場合は、script1のようにNumber()で数値に変換して下さい。

    より実用的なJavaScriptの使用例として、逆ポーランド記法電卓sampleRpnCalcと履歴付き電卓sampleLogCalcを同梱しています。

    スクリプトは途中に改行コード(\n)を含むことができます。記述が長くなる場合は、適切に改行を入れて記述して下さい。 JavaScriptコードの編集はフルスクリーン編集使用を推奨します(入力フィールドを長押しすると表示します)。

    QESSのほとんどのコマンドは、JavaScriptから「Qess.xxx();」のようにして使用できます。 詳しくは下のコマンド一覧を参照してください。 JavaScriptはRhino実装を使用しています。Rhinoでサポートしていない機能は使えません。

    スクリプトに共通の関数を定義する必要がある場合は、CommandsAtLoadingを利用して下さい。 sampleLogCalcに記述例があります。

    非同期処理(voice,qrcode,list,listn,listv,dialogなど)からのコールバック関数はJavaScriptに実装していません。 応答を待たずに次の処理を実行します。非同期処理の応答はスクリプトの終了時点で待ちます。 非同期処理の結果が得られてから次の処理を行うには、QESSコマンドとして記述して下さい (例:<JS xxx><VOICE><JS x=Qess.takeCellVal();xxx>)。 もしくはJavaScript内に記述する場合は一度スクリプトを終わってください (例:<JS xxx;Qess.voice()><JS x=Qess.takeCellVal();xxx>)。

    ダイアログ  

    対話型処理のために3種のダイアログを用意しました。確認のみを行うdialog0、1つの文字列を受け取るdialog1、Yes/No判断を受け取るdialog2です。 sampleJavaScriptでの使用例を下に示します。

    「Help」キーはdialog0の使用例です。「BMI」キーは、 dialog1,dialog2を使って入力を受け付け、結果をdialog0で表示する処理を、JavaScriptで制御しています。

    ダイアログの表示内容は、helpTextの例のように、別行に第2列=タイトル、第3列=メッセージとして指定します。 もしくはunitEntry以降のようにタイトルとメッセージを「&」マークで接続した文字列(title&message)で指定します。

    ButtonTextHelpBMI
    ButtonCommand<DIALOG0 helpText><JS unitEntry><JS heightEntry><JS weightEntry><JS bmiCalc>

    helpTextUsageSin: calc sine function of the current cell value
    Add: add the current and right adjacent cell values
    Exec: exec the script described in the current cell
    BMI: calculate BMI (Body Math Index)
    These are samples of calling JavaScriptl."
    unitEntryQess.clr();
    unitMsg="Unit&Use metric system units (cm/kg)?"+String.fromCharCode(10)+"If no, use inch/pound.";
    Qess.dialog2(unitMsg);
    heightEntrymetric=Qess.takeCellVal();
    Qess.right();
    Qess.clr();
    heightMsg="Height&Enter your height";
    if(metric==1) heightMsg+="(cm)";
    else heightMsg+="(inch)";
    Qess.dialog1(heightMsg);
    weightEntryheight=Qess.takeCellVal();
    Qess.right();
    Qess.clr();
    weightMsg="Weight&Enter your weight";
    if(metric==1) weightMsg+="(kg)";
    else weightMsg+="(pound)";
    Qess.dialog1(weightMsg);
    bmiCalcweight=Qess.takeCellVal();
    Qess.right();
    Qess.clr();
    if(metric==1){
    height = 0.01*height;
    }else{
    height =0.0254 * height;
    weight=0.45359237 * weight;
    }
    bmi = weight/(height*height);
    bmi=bmi.toFixed(2);
    Qess.putToCell(bmi);
    cr=String.fromCharCode(10);
    bmiMsg="BMI&Your BMI is " + bmi + cr + "(Standard: 18.5-25)";
    Qess.dialog0(bmiMsg);

    セル色設定  

    セルの塗り色やフォント色はメニューから変更できます。

    また下のようにコマンドによって変更することもできます。 第1例FillPinkは色PINKを直接に指定して塗り色を変更します。第2の例FillResetは色指定なしで標準に戻しています。 第3例FillPinkJsはJavaScriptの変数に代入した色名を使っています。使用できる色名の一覧は後のセクションにあります。

    フォント色の変更はFILLCOLORの代わりにFONTCOLORを使います。 コマンド実行後に範囲指定は取り消されます。範囲指定を継続するには範囲の退避と復元のコマンド(<RANGE SAVE>/<RANGE RESTORE>)を挟んでください。

    ButtonTextFillPinkFillResetFillPinkJs
    ButtonCommand<FILLCOLOR PINK><FILLCOLOR><JS fillPink>
    fillPinkcolor="PINK"; Qess.fillColor("color");

    共有設定  

    下のテーブルは、サンプルレイアウトファイルsampleShare.xlsxの記述例です。 このファイルが見つからないときは、「メニュー»ファイル管理»サンプルファイルの初期化」で 初期化して下さい。

    ButtonTextShareShare TranslateShareMedia Photo
    ButtonCommand<Share><Share Translate><ShareMedia Photo>
    #KeyDescriptionPackageNameClassName
    PhotoGoogleフォトcom.google...com.google...
    TranslateGoogle翻訳com.google...com.google...

    単に<Share>と記述すると、共有先の候補一覧を表示し、選択した共有先へテキストを送付します。<Share Key>のように、 共有先をKeyで指定した送付も可能です。Keyが省略または空文字("")ならば候補を表示します。 <Share Col Key><Share Row Key><Share Sheet Key>とすると列、行、シート単位の指定となります。

    <Share>の代わりに<ShareMedia>を記述すると、メディアファイルの送付となります。

    上記では、「共有先候補から選択」、「Goolge翻訳へ送付」、「フォトへメディアファイル送付」を指定しています。 インストールしていないアプリを指定した場合はエラー表示します。

    共有先の追加設定は、レイアウト編集モードで、空のセルを長押しして「共有先の設定」を選択します。 すると、上記の設定例の最下段のような記述が指定した行の1-4列目に追加されます。 1列目が共有先を識別するキー、2列目が説明、3列目・4列目が共有先のパッケージ名と クラス名です。 1列目と2列目の文字列は変更可能ですので、分かりやすい記述に変更下さい。 但しkey(1列目)は、空白を含まず、他のレイアウトキーおよび 文字列 "cell" / "col" / "row" / "sheet" と重複しない文字列とします。 大文字・小文字は同一視します。

    トラブルへの対処  

    Androidでは、終了指示がなくても、メモリからアプリが強制削除されることがあるため、 メイン画面が隠されるたびにデータをファイルへ保存し、再表示されると復元して継続するようにしています。

    異常終了した場合には、設定が初期値に戻ります。

     

    設定が混乱したときは、「メニュー»設定»QESS設定のリセット」で初期状態へ戻して下さい。 さらに必要ならば、[メニュー»ファイル管理»サンプルファイルの初期化]を実行して下さい。

    PCとの間でファイル交換しようとする際のトラブルについては、上記のファイルの項を参照ください。


    資料  

    オプションメニューの項目およびそれと同等のQESSコマンドの一覧表です。 各行の上段がメニュー表記、下段がQESSコマンドです。 オプションメニューはアクションバーの右端アイコンから選択します。 セルなどの要素を長押しで表示するコンテクストメニューには、このうちの関連項目が並びます。 QESSコマンドはレイアウトファイルに記述します。

    上段:メニュー表記
    下段:QESSコマンド
    説明
    キーパッド変更
    <ChangeKeypad>
    使用するキーパッドを切り替えます
    オプションメニュー
    <MENU>
    以下のメニュー項目を表示します
    データファイル
    »開く
    <MENU OpenData>
    データを保持するファイルを開きます
    »新規
    <MENU NewData>
    データファイルを新しく作成して開きます
    »保存
    <MENU SaveData>
    編集中のデータを保存します
    »別名で保存
    <MENU SaveDataAs>
    編集中のデータを指定した名前・拡張子のファイルに保存します。結果は元ファイルにも自動保存します
    »SQLクエリ経由でロード
    <MENU LoadViaSql>
    SQLクエリ経由でデータをロードします。
    レイアウトファイル
    »開く
    <MENU OpenLayout>
    キーパッドのレイアウトを保持するファイルを開きます
    »新規
    <MENU NewLayout>
    この項は無効です。類似ファイルをコピーして開いてください
    »保存
    <MENU SaveLayout>
    編集中のレイアウトを保存します
    »別名で保存
    <MENU SavelayoutAs>
    編集中のレイアウトを指定した名前・拡張子のファイルに保存します。結果は元ファイルにも自動保存します
    ファイル管理
    »基本操作
    <MENU OperateFile>
    フォルダのコピー・削除・名前変更・共有、サブフォルダの作成を行います
    »ファイルエクスポート
    <MENU ExportFile>
    ファイルを外部ストレージにエクスポートします。
    »ファイルインポート
    <MENU ImportFile>
    ファイルを外部ストレージからインポートします。
    »バックアップ
    <MENU Backup>
    指定したフォルダのZIPファイルに全ファイルを圧縮します。
    »リストア(復元)
    <MENU Restore>
    指定したZIPファイルから全ファイルを解凍します。
    »外部ファイル削除
    <MENU DelExtFile>
    外部ストレージから指定したファイルを削除します。
    »サンプルファイルのチェック
    <MENU CheckSamples>
    サンプルの改訂をチェックします
    »サンプルファイルの初期化
    <MENU InitSamples>
    サンプルを再ロードします
    »以前の保存に戻る
    <MENU ReturnToPrevSave>
    以前の保存時点に編集中のデータを戻します。履歴保持の個数と間隔はメニューで設定できます。 なお保存は一定間隔ではなく、メイン画面が隠されたとき(別画面の表示、スリープ、縦横回転など)に発生します。
    設定
    <MENU Settings>
    - レイアウト編集モードOnで現在使用中のレイアウトを編集するモードに移行します
    (表示)
    - 初期ズーム倍率セルテーブルの表示倍率の初期値
    - 文字列探索/置換の表示Onで、文字列探索/置換を行うバーを表示します
    - コマンド実行の表示Onで、コマンドをキーパッドに記載せず直接実行するバーを表示します
    - レイアウト変更アイコンを隠すアクションバー上のレイアウト変更メニューアイコンを非表示にする
    - 画像サムネイルサイズ画像のサムネイル表示のサイズを選択します
    - 入力バーをシートの下部に表示Onで入力バーをシートの下部に、Offでシートの上部に表示します
    - 左端の固定枠数表示を固定する左端の列数を指定します
    - 上端の固定枠数表示を固定する上端の列数を指定します
    - サムネイル脇のテキストを隠すメディアのサムネイル画像を表示する時、テキスト表現は隠します
    - ダークモードダークモードを切り替えます(システム設定依存、常にオン、常にオフ)
    - ダークモードでキーパッド色反転ダークモード時にキーパッドの文字と背景の色を反転します
    (動作)
    - Enterキーの動作Onで右セルへ、Offでは下セルへ移動します
    - バイブレーションOnでキーパッドタッチ時に振動します
    - 自動リンクを有効化Onで、フルスクリーンエディタ内の、URLや電話番号等にリンクを作成します
    - ダブルタップと判断する最大間隔この間隔より短く2度タップするとダブルタップの動作を実行します。 ダブルタップが不要ならば、この値をゼロに設定して下さい。
    (テキスト)
    - データファイル読込時の文字セットデータファイル(csv, tsv and txt)を読み込むときに使う文字セット(標準は自動検出)
    - データファイル書込時の文字セットデータファイル(csv, tsv and txt)を書き込むときに使う文字セット(標準は読込み時と同じ)
    - レイアウトファイル読込時の文字セットレイアウトファイル(csv, tsv and txt)を読み込むときに使う文字セット(標準は自動検出)
    - レイアウトファイル書込時の文字セットレイアウトファイル(csv, tsv and txt)を書き込むときに使う文字セット(標準は読込み時と同じ)
    - クリップボードテキストクリップボードに保持するテキストの形式を指定します(csv,tsv,txt)
    - .txt形式における区切り記号TXTテキストファイルのセル区切り記号を’[’と’]’の間に指定します。スペースは' '、タブ区切りは'\t'です。 末尾に’+’を付加すると同一区切り記号の連続を一つの区切り記号とします。標準設定の'[ ]+'は「連続する空白で1つの区切り」です
    - .csv形式における区切り記号CSVテキストファイルのセル区切り記号を’[’と’]’の間に指定します。標準設定は'[,]'です
    - .tsv形式における区切り記号TSVテキストファイルのセル区切り記号を’[’と’]’の間に指定します。標準設定は'[\t]'です
    - 共有テキストデータを生のままで扱うOnでは「共有」で受信したテキストをそのまま1セルに入れる。Offではクリップボードテキスト形式に従って複数セルに入れる
    (セル)
    - 小数点以下表示桁数小数点以下の表示桁数を指定します。数値と数式に有効です
    - セルフォントサイズセルの文字サイズです(全セルに共通の値)
    - 行数の初期値最初に表示する行数です(データファイルに反映しない)
    - 列数の初期値最初に表示する列数です(データファイルに反映しない)
    - 自動セル高さOnならばセル高さが内容によって自動的に変化します
    - 自動セル高さの最大自動セル高さが拡大する限界値です
    - 入力欄フォントサイズ入力欄の文字フォントのサイズです(データファイルに反映しない)
    (フォーマット)
    - DateのフォーマットJava SimpleDateFormatで規定するFormat文字列です
    - TimeのフォーマットJava SimpleDateFormatで規定するFormat文字列です
    - DateTimeのフォーマットJava SimpleDateFormatで規定するFormat文字列です
    - USERDEF1のフォーマットExcelで規定するFormat文字列です
    - USERDEF2のフォーマットExcelで規定するFormat文字列です
    (テキスト読み上げTTS)
    - TTSシステム設定Androidシステムメニュー内のテキスト読み上げに関する設定を呼びます。
    - 列移動時の無音時間TTS発声時、列を移ったときに挿入する無音の期間をミリ秒単位で指定します。
    - 行移動時の無音時間TTS発声時、行を移ったときに挿入する無音の期間をミリ秒単位で指定します。
    - 優先する読み上げ方向TTS発声時の読み上げ順を指定します。オンでは範囲内を垂直方法に、オフでは水平方法に発声します。
    (ファイル履歴)
    - 履歴ファイル数以前のデータを保持する履歴ファイルの数
    - 最小履歴間隔履歴ファイル間の最小時間間隔
    (リセット)
    - QESSの設定のリセットQESSの全ての設定を初期化します。
    セル
    »範囲指定
    <MENU RangeCell>
    複数セルからなる領域の指定を開始します。範囲指定を開始していれば別範囲(*1)として確定します
    »コピー
    <MENU CopyCell>
    現在の指定範囲を別範囲(*1)として確定し、貼り付け元とします。またクリップボードに範囲内のテキストをコピーします
    »切り取り
    <MENU CutCell>
    現在の指定範囲を別範囲(*1)として確定し、貼り付け元とします。またクリップボードに範囲内のテキストをコピーします。貼り付け後に貼り付け元のテキストをクリアします
    »貼り付け
    <MENU PasteCell>
    別範囲(*1)が存在すれば、そこから属性を含めて貼り付けます。なければクリップボードからテキストを貼り付けます
    »共有
    <MENU ShareCell>
    範囲内のテキストを共有メニューで指定したアプリに送ります
    »共有(メディア)
    <MENU ShareMediaCell>
    範囲内にリンクしたメディアファイルを共有メニューで指定したアプリに送ります
    »共有先の設定
    -
    レイアウト編集モードでのみ有効です。共有先の設定をレイアウトファイルに追加します。
    »型とフォーマット
    <MENU DataTypeCell>
    セルのデータ型と表示フォーマットを変更します
    »参照のコピー
    <MENU CopyRefCell>
    セルまたはセル範囲を参照する文字列(例 「A1」または「A1:B2」)をクリップボードにコピーします。
    »数式入力
    <MENU InputFormula>
    数式入力の画面を表示します。詳細は入力支援画面を参照ください。
    »連続データ入力
    <MENU InputSeries>
    連続データ入力の画面を表示します。詳細は入力支援画面を参照ください。
    »クリア
    <MENU ClearCell>
    セルの内容を消去します
    »読み上げ
    <MENU SpeakCell>
    セルの内容を読み上げます
    »セルサイズ変更
    <MENU ResizeCell>
    セルの高さと幅を変更するシークバーを表示します
    »上側と左側の枠を固定
    <MENU FreezeUpLeft>
    現在セルの上側と左側の表示枠を固定します
    »フルスクリーン編集
    <MENU FullScreenEdit>
    フルスクリーンを使ってセル内容を編集します
    »塗り色
    <MENU FillColorCell>
    セルの塗り色を変更します(基本色のみ)
    »フォント
    <MENU FontCell>
    セルのフォント属性を変更します(基本のみ)
    »テキスト配置
    <MENU TextAlignCell>
    セルのテキストの配置位置(右詰め・下詰めなど)を変更します(基本配置のみ)
    »罫線
    <MENU BorderCell>
    セルの罫線を変更します(基本色・線種のみ)
    »Web検索
    <MENU WebSearchCell>
    現在セルの内容をWeb検索
    »QR Code生成
    <MENU GenerateQrCell>
    指定範囲のテキストをクリップボードのテキスト形式(Default:TSV)でコード化して、QR Codeを生成し表示します
    »QR Code取得
    <MENU CaptureQrCell>
    認識したQRコード / バーコードの文字列を、クリップボードテキストの形式(Default:TSV)で分割して、現在セルから追加。
    »フォト取得
    <MENU CapturePhotoCell>
    カメラで写真を撮影してセルにサムネイルを表示します。サムネイルがオフならば名前を入れます
    »ビデオ取得
    <MENU CaptureVideoCell>
    カメラでビデオを撮影してセルにサムネイルを表示します。サムネイルがオフならば名前を入れます
    »オーディオ取得
    <MENU CaptureAudioCell>
    マイクでオーディオ入力して、セルに名前を入れます
    »メディアファイル取得
    <MENU CaptureFileCell>
    指定したメディアファイル名を取得してセルに名前を入れます
    »メディア名変更
    <MENU RenameMediaCell>
    セルに入っているメディアファイルの名前を変更します
    »取得済メディアを貼り付け
    <MENU PasteMediaCell>
    取得済みのメディアファイルを現在セルに貼り付けます
    »グラフ描画
    <MENU DrawGraphCell>
    折れ線グラフその他を描画します。「範囲指定」の後に実行します
    »SQLクエリ
    <MENU SqlQueryCell>
    SQLクエリの画面を表示します。
    »手書き
    <MENU HandWriteCell>
    手書き入力を開始します。
    »印刷
    <MENU PrintCell>
    指定したセル/セル範囲を印刷します。
    »コマンド実行
    <MENU RunCmdCell>
    キーパッド記載なしにコマンドを直接実行します。
    »範囲指定
    <MENU RangeColumn>
    複数列からなる領域の指定を開始します。範囲指定を開始していれば別範囲(*1)として確定します。範囲指定はBackキーでキャンセルします
    »コピー
    <MENU CopyColumn>
    現在の範囲を別範囲(*1)として確定し、貼り付け元とします。またクリップボードに範囲内のテキストをコピーします
    »切り取り
    <MENU CutColumn>
    現在の範囲を別範囲(*1)として確定し、貼り付け元とします。またクリップボードに範囲内のテキストをコピーします。貼り付け後に貼り付け元のテキストをクリアします。
    »貼り付け
    <MENU PasteColumn>
    貼り付け元範囲(点線枠で表示)が存在すれば、そこに含まれる列から属性を含めて貼り付けます。なければクリップボードからテキストを貼り付けます
    »共有
    <MENU ShareColumn>
    範囲に含まれる列のテキストを共有メニューで指定したアプリに送ります
    »共有(メディア)
    <MENU ShareMediaColumn>
    範囲内にリンクしたメディアファイルを共有メニューで指定したアプリに送ります
    »型とフォーマット
    <MENU DataTypeColumn>
    列内のセルのデータ型と表示フォーマットを変更します
    »参照のコピー
    <MENU CopyRefColumn>
    列または列範囲を参照する文字列(例 「A」または「A:B」)をクリップボードにコピーします。
    »非表示
    <MENU HideColumn>
    現在列を非表示にします。範囲指定中は含まれる列が対象です。
    »再表示
    <MENU UnhideColumn>
    列を再表示にします。範囲指定中は含まれる列が対象です。範囲指定なしでは現在列に隣接する列です
    »クリア
    <MENU ClearColumn>
    現在列の内容を消去します
    »読み上げ
    <MENU SpeakColumn>
    現在列の内容を読み上げます
    »列幅変更
    <MENU WidthColumn>
    列の幅を変更するシークバーを表示します(列ヘッダーのダブルタップでも表示します)
    »左側の枠を固定
    <MENU FreezeLeft>
    現在セルの左側の表示枠を固定します
    »挿入
    <MENU InsertColumn>
    現在列の左に列を挿入します
    »削除
    <MENU DeleteColumn>
    現在列を削除します
    »塗り色
    <MENU FillColorColumn>
    列の塗り色を変更します(基本色のみ)
    »フォント
    <MENU FontColumn>
    列のフォント属性を変更します(基本のみ)
    »テキスト配置
    <MENU TextAlignColumn>
    列のテキストの配置位置(右詰め・下詰めなど)を変更します(基本配置のみ)
    »罫線
    <MENU BorderColumn>
    列の罫線を変更します(基本色・線種のみ)
    »QR Code生成
    <MENU GenerateQrColumn>
    指定範囲のテキストをクリップボードのテキスト形式(Default:TSV)でコード化して、QR Codeを生成し表示します
    »SQLクエリ
    <MENU SqlQueryColumn>
    SQLクエリの画面を表示します
    »印刷
    <MENU PrintColumn>
    指定した列/列範囲を印刷します。
    »コマンド実行
    <MENU RunCmdColumn>
    キーパッド記載なしにコマンドを直接実行します。
    »範囲指定
    <MENU RangeRow>
    複数行からなる領域の指定を開始します。範囲指定を開始していれば別範囲(*1)として確定します。範囲指定はBackキーでキャンセルします
    »コピー
    <MENU CopyRow>
    現在の範囲を別範囲(*1)として確定し、貼り付け元とします。またクリップボードに範囲内のテキストをコピーします
    »切り取り
    <MENU CutRow>
    現在の範囲を別範囲(*1)として確定し、貼り付け元とします。またクリップボードに範囲内のテキストをコピーします。貼り付け後に貼り付け元のテキストをクリアします
    »貼り付け
    <MENU PasteRow>
    貼り付け元範囲(点線枠で表示)が存在すれば、そこに含まれる行から属性を含めて貼り付けます。なければクリップボードからテキストを貼り付けます
    »共有
    <MENU ShareRow>
    範囲に含まれる行のテキストを共有メニューで指定したアプリに送ります
    »共有(メディア)
    <MENU ShareMediaRow>
    範囲内にリンクしたメディアファイルを共有メニューで指定したアプリに送ります
    »型とフォーマット
    <MENU DataTypeRow>
    行内のセルのデータ型と表示フォーマットを変更します
    »参照のコピー
    <MENU CopyRefRow>
    行または行範囲を参照する文字列(例 「1」または「1:2」)をクリップボードにコピーします。
    »非表示
    <MENU HideRow>
    現在行を非表示にします。範囲指定中は含まれる行が対象です。
    »再表示
    <MENU UnhideRow>
    行を再表示。範囲指定中は含まれる行が対象です。範囲指定なしでは現在列に隣接する行です
    »クリア
    <MENU ClearRow>
    現在行の内容を消去します
    »読み上げ
    <MENU SpeakRow>
    現在行の内容を読み上げます
    »行高変更
    <MENU HeightRow>
    行の高さを変更するシークバーを表示します(行ヘッダーのダブルタップでも表示します)
    »上側の枠を固定
    <MENU FreezeUp>
    現在セルの上側の表示枠を固定します
    »挿入
    <MENU InsertRow>
    現在行の上に行を挿入します
    »削除
    <MENU DeleteRow>
    現在行を削除します
    »塗り色
    <MENU FillColorRow>
    行の塗り色を変更します(基本色のみ)
    »フォント
    <MENU FontRow>
    行のフォント属性を変更します(基本のみ)
    »テキスト配置
    <MENU TextAlignRow>
    行のテキストの配置位置(右詰め・下詰めなど)を変更します(基本配置のみ)
    »罫線
    <MENU BorderRow>
    行の罫線を変更します(基本色・線種のみ)
    »QR Code生成
    <MENU GenerateQrRow>
    指定範囲のテキストをクリップボードのテキスト形式(Default:TSV)でコード化して、QR Codeを生成し表示します
    »SQLクエリ
    <MENU SqlQueryRow>
    SQLクエリの画面を表示します。
    »印刷
    <MENU PrintRow>
    指定した行/行範囲を印刷します。
    »コマンド実行
    <MENU RunCmdRow>
    キーパッド記載なしにコマンドを直接実行します。
    シート
    »コピー
    <MENU CopySheet>
    現在の範囲を別範囲(*1)として確定し、貼り付け元とします。またクリップボードに範囲内のテキストをコピーします
    »切り取り
    <MENU CutSheet>
    現在の範囲を別範囲(*1)として確定し、貼り付け元とします。またクリップボードに範囲内のテキストをコピーします。貼り付け後に貼り付け元のテキストをクリアします
    »貼り付け
    <MENU PasteSheet>
    貼り付け元範囲(点線枠で表示)が存在すれば、そこに含まれる行から属性を含めて貼り付けます。なければクリップボードからテキストを貼り付けます
    »共有
    <MENU ShareSheet>
    現在シートのテキストを共有メニューで指定したアプリに送ります
    »共有(メディア)
    <MENU ShareMediaSheet>
    範囲内にリンクしたメディアファイルを共有メニューで指定したアプリに送ります
    »クリア
    <MENU ClearSheet>
    現在シートの内容を消去します
    »読み上げ
    <MENU SpeakSheet>
    現在シートの内容を読み上げます
    »型とフォーマット
    <MENU DataTypeSheet>
    シート内のセルのデータ型と表示フォーマットを変更します
    »枠の固定を解除
    <MENU Unfreeze>
    枠の固定を解除します
    »表示シート選択
    <MENU SelectSheet>
    複数シートからなるブックにおいて表示・編集するシートを選択します
    »新シート追加
    <MENU AddSheet>
    新たなシートをブック末尾に追加します
    »現シート複製
    <MENU CloneSheet>
    現在シートを複製してブック末尾に追加します
    »現シート削除
    <MENU DeleteSheet>
    現在シートを削除します。その結果、シート数がゼロならば作成します
    »現シート名変更
    <MENU RenameSheet>
    現在シートに名前を付けます
    »塗り色
    <MENU FillColorSheet>
    シートの塗り色を変更します(基本色のみ)
    »フォント
    <MENU FontSheet>
    シートのフォント属性を変更します(基本のみ)
    »テキスト配置
    <MENU TextAlignSheet>
    シートのテキストの配置位置(右詰め・下詰めなど)を変更します(基本配置のみ)
    »罫線
    <MENU BorderSheet>
    シートの罫線を変更します(基本色・線種のみ)
    »QR Code生成
    <MENU GenerateQrSheet>
    指定範囲のテキストをクリップボードのテキスト形式(Default:TSV)でコード化して、QR Codeを生成し表示します
    »行の並べ替え
    <MENU SortRows>
    並び順およびキーを指定して現在シート中の行を並べ替えます。数値とそれ以外(文字列、数式など)を区別します。セル参照表記は変化しません
    »文字列の探索/置換
    <MENU SearchReplace>
    文字列の探索/置換を行うバーを表示します
    »SQLクエリ
    <MENU SqlQuerySheet>
    SQLクエリの画面を表示します。
    »印刷
    <MENU PrintSheet>
    現シートを印刷します。
    »コマンド実行
    <MENU RunCmdSheet>
    キーパッド記載なしにコマンドを直接実行します。
    ヘルプ文書
    »簡易ハウツー
    <MENU ShowHowTo>
    簡単なHowTo文書を表示します
    »使用開始方法
    <MENU ShowHowToStart>
    使用開始方法の説明を表示します
    »ヘルプ
    <MENU ShowHelp>
    このドキュメントを表示します
    バージョン
    <MENU ShowVersion>
    バージョン情報を表示します

    コマンド/JavaScript関数の一覧  

    各行の上段は、レイアウトファイルで使えるQESSコマンドです。大文字・小文字を区別しません。 下段は同等の機能をJavaScriptから使える関数の記述です。JavaScriptでは大文字・小文字を区別します。

    上段:QESSコマンド
    下段:JavaScript関数
    説明
    string
    -
    通常文字(*2)からなるstringをセルに追加
    <!string>
    //string
    コメント(記述を無視)
    <UP>
    Qess.up()
    上のセルに移動
    <DOWN>
    Qess.down()
    下のセルに移動
    <LEFT>
    Qess.left()
    左のセルに移動
    <RIGHT>
    Qess.right()
    右のセルに移動
    <CLR>
    Qess.clr()
    セルをクリア
    <BS>
    Qess.bs()
    セル末尾の1文字を除去
    <GO sheet!ref>
    Qess.go("sheet!ref")
    シートsheet内のref(*3)で参照するセルに移動 (例 <GO Sheet2!C3>はシート名[Sheet2]のC3セルに移動、<GO #1!B2>はシート番号[1]のB2セルに移動)。 'sheet!'または'ref'は省略可能(例 <GO C3>、<GO Sheet2!>、<GO #1!>)。
    <GO BACK>
    Qess.goBack()
    移動前のセルに戻る(1ステップのみ)
    <EVAL ref>
    Qess.eval("ref")
    ref(*3)で参照するセルを算術式(*4)として評価。refなしは現在セルを評価
    <COPY>
    Qess.copy()
    セルまたはセル範囲からコピー
    <COPY ROW>
    Qess.copyRow()
    行または行範囲からコピー
    <COPY COL>
    Qess.copyCol()
    列または列範囲からコピー
    <COPY SHEET>
    Qess.copySheet()
    シートからコピー
    <CUT>
    Qess.cut()
    セルまたはセル範囲から切り取り
    <CUT ROW>
    Qess.cutRow()
    行または行範囲から切り取り
    <CUT COL>
    Qess.cutCol()
    列または列範囲から切り取り
    <CUT SHEET>
    Qess.cutSheet()
    シートから切り取り
    <PASTE>
    Qess.paste()
    セルまたはセル範囲に貼り付け
    <PASTE ROW>
    Qess.pasteRow()
    行または行範囲に貼り付け
    <PASTE COL>
    Qess.pasteCol()
    列または列範囲に貼り付け
    <PASTE SHEET>
    Qess.pasteSheet()
    シートに貼り付け
    <HIDE ROW>
    Qess.hideRow()
    行を非表示
    <HIDE COL>
    Qess.hideCol()
    列を非表示
    <UNHIDE ROW>
    Qess.unHideRow()
    行を再表示
    <UNHIDE COL>
    Qess.unHideCol()
    列を再表示
    <INS ROW>
    Qess.insRow()
    行を挿入
    <INS COL>
    Qess.insCol()
    列を挿入
    <DEL ROW>
    Qess.delRow()
    行を削除
    <DEL COL>
    Qess.delCol()
    列を削除
    <CLR ROW>
    Qess.clrRow()
    行をクリア
    <CLR COL>
    Qess.clrCol()
    列をクリア
    <CLR SHEET>
    Qess.clrSheet()
    シートをクリア
    <LIST list>
    Qess.list("list")
    list(*5)から文字列を選択しセルに追加。JS動作は応答遅延(*6)
    <LISTN list>
    Qess.listn("list")
    list(*5)からインデックス番号を選択しセルに追加。JS動作は応答遅延(*6)
    <LISTV list1 list2>
    Qess.listv("list1","list2")
    list1(*5)を表示し、選択したインデックス番号に対応するlist2(*5)の要素をセルに追加。JS動作は応答遅延(*6)
    <PAREN>
    Qess.paren()
    開き括弧と閉じ括弧の数を計数して、不一致の場合には先頭または末尾に括弧を追加。文字列型のみ有効。  文字列全体を括弧で括るには、末尾に閉じカッコを追加してから実行すれば良い「)<PAREN>」)。
    <TYPE type>
    Qess.type(type)
    データ型をtypeに変更(*7)
    <NOW DATE>
    Qess.nowDate()
    現在時点の日付をセルに追加(*8)
    <NOW TIME>
    Qess.nowTime()
    現在時点の時間をセルに追加(*8)
    <NOW DATETIME>
    Qess.nowDateTime()
    現在時点の日時をセルに追加(*8)
    <NOW RAW>
    Qess.nowRaw()
    現在時点を表すExcel数値をセルに追加(*8)
    <RANGE>
    Qess.range()
    セル範囲選択開始。範囲指定を開始していれば別範囲(*1)として確定
    <RANGE COL>
    Qess.rangeCol()
    列範囲選択開始。範囲指定を開始していれば別範囲(*1)として確定
    <RANGE ROW>
    Qess.rangeRow()
    行範囲選択開始。範囲指定を開始していれば別範囲(*1)として確定
    <RANGE RESET>
    Qess.rangeReset()
    範囲選択をリセット
    <RANGE SAVE>
    Qess.rangeSave()
    現在の範囲選択を退避
    <RANGE RESTORE>
    Qess.rangeRestore()
    退避した範囲選択を復元
    <SETV var>
    Qess.setV("var")
    セル値Valueを変数var(*9)に設定
    <SETR var>
    Qess.setR("var")
    参照(Reference)(*10)を変数var(*9)に設定
    <SETRR var>
    Qess.setRR("var")
    参照(Reference)の行(Rows)指定を変数var(*9)に設定
    <SETRC var>
    Qess.setRC("var")
    参照(Reference)の列(Columns)指定を変数var(*9)に設定
    <SETRS var>
    Qess.setRS("var")
    参照(Reference)の単一セル(SingleCell)指定を変数varに設定
    <GET var>
    Qess.get("var")
    変数var(*9)の値を得てセルに追加。Qess.putToCell/Qess.appendToCellも参照
    <VOICE>
    Qess.voice()
    音声認識した文字列をセルに追加。JS動作は応答遅延(*6)
    <QRCODE>
    Qess.qrcode()
    認識したQRコード / バーコードの文字列を、クリップボードテキストの形式(Default:TSV)で分割して、現在セルから追加。JS動作は応答遅延(*6) <QRCODE IN>/Qess.qrcodeIn()とも書ける
    <QRCODE OUT>
    Qess.qrcodeOut()
    指定範囲のテキストを、クリップボードテキスト形式(Default:TSV)に変換して、QRコード表示
    <WEB>
    Qess.web()
    現在セルの内容をWeb検索
    <CAPT PHOTO>
    カメラからフォトを取得
    <CAPT VIDEO>
    カメラからビデオを取得
    <CAPT AUDIO>
    マイクからオーディオを取得
    <CAPT FILE>
    ファイルからメディアを取得
    <SHARE key>
    Qess.share("key")
    現在セルまたはセル範囲の内容を共有メニューで指定したアプリに送付。keyはレイアウトファイルで指定する送付先。 もしkeyが省略されているかまたは空文字("")ならば送付先候補を表示
    <SHARE ROW key>
    Qess.shareRow("key")
    現在行または行範囲の内容を共有メニューで指定したアプリに送付。keyは上記と同。
    <SHARE COL key>
    Qess.shareCol("key")
    現在列または列範囲の内容を共有メニューで指定したアプリに送付。keyは上記と同。
    <SHARE SHEET key>
    Qess.shareSheet("key")
    現在シートの内容を共有メニューで指定したアプリに送付。keyは上記と同。
    <SHAREMEDIA key>
    Qess.shareMedia("key")
    現在セルまたはセル範囲にリンクしたメディアファイルを共有メニューで指定したアプリに送付。keyは上記と同。
    <SHAREMEDIA ROW key>
    Qess.shareMediaRow("key")
    現在行または行範囲にリンクしたメディアファイルを共有メニューで指定したアプリに送付。keyは上記と同。
    <SHAREMEDIA COL key>
    Qess.shareMediaCol("key")
    現在列または列範囲にリンクしたメディアファイルを共有メニューで指定したアプリに送付。keyは上記と同。
    <SHAREMEDIA SHEET key>
    Qess.shareMediaSheet("key")
    現在シートにリンクしたメディアファイルを共有メニューで指定したアプリに送付。keyは上記と同。
    <SPEAK>
    Qess.speak()
    現在セルまたはセル範囲の内容を読み上げ
    <SPEAK ROW>
    Qess.speakRow()
    現在行または行範囲の内容を読み上げ
    <SPEAK COL>
    Qess.speakCol()
    現在列または列範囲の内容を読み上げ
    <SPEAK SHEET>
    Qess.speakSheet()
    現在シートの内容を読み上げ
    <DIALOG0 text>
    Qess.dialog0("text")
    指定したtext(*12)を持つOKボタンのみのダイアログを表示。JS動作は応答遅延(*6)
    <DIALOG1 text>
    Qess.dialog1("text")
    指定したtext(*12)を持つテキスト入力のダイアログを表示、結果をセルに追加。JS動作は応答遅延(*6)
    <DIALOG2 text>
    Qess.dialog2("text")
    指定したtext(*12)を持つYES/NOボタンのダイアログを表示、結果をセルに追加。JS動作は応答遅延(*6)
    -
    requestId = Qess.dialog1x("text")
    指定したtext(*12)を持つテキスト入力のダイアログを表示、応答はgetResponseで受信
    -
    requestId = Qess.dialog2x("text")
    指定したtext(*12)を持つYES/NOボタンのダイアログを表示、応答はgetResponseで受信
    -
    response = Qess.getResponse(requestId)
    dialog1x,dialog2xに対するユーザの遅延応答を受け取る。応答待ちをせず、未応答ならばnullを戻す
    <FILLCOLOR color>
    Qess.fillColor("color");
    現在セルまたはセル範囲の塗り色をcolor(*13)に設定
    <FONTCOLOR color>
    Qess.fontColor("color");
    現在セルまたはセル範囲のフォント色をcolor(*13)に設定
    <TEXTALIGN H V>
    Qess.textAlign("H", "V");
    現在セルまたはセル範囲の水平方向と垂直方向のテキスト配置を H(N=変更なし、G=標準、L=左詰め、C=中央揃え、R=右詰め)と、V (N=変更なし、T=上詰め、C=中央揃え、B=下詰め)に設定。
    (例: コマンド: <TEXTALIGN R B> または Js関数: Qess.textAlign("R", "B"); )。
    <JS script>
    Qess.js("script")
    scriptを実行(*14)
    -
    var=Qess.takeCellVal()
    現在セルの内容を取得して変数varに代入
    -
    Qess.putToCell(expr)
    式exprの値を現在セルに代入(上書き)
    -
    Qess.appendToCell(expr)
    式exprの値を現在セルに追加
    -
    str=Qess.takeRangeStr()
    選択中の範囲を参照する文字列を取得して変数strに代入(*15)
    -
    str=Qess.takeRowStr()
    選択中の行範囲を参照する文字列を取得して変数strに代入(*15)
    -
    str=Qess.takeColStr()
    選択中の列範囲を参照する文字列を取得して変数strに代入(*15)
    -
    str=Qess.takeCellStr()
    選択中のセルを参照する文字列を取得して変数strに代入(*15)
    -
    array=Qess.rangeStrToArray(str)
    範囲指定をA1形式から配列形式へ変換(*16)
    -
    str=Qess.rangeArrayToStr(array)
    範囲指定を配列形式からA1形式に変換(*16)
    -
    Qess.q2j("@var", "varJ")
    QESS変数@varの値をJavaScript変数varJにコピー
    -
    Qess.j2q("varJ", "@var")
    JavaScript変数varJの値をQESS変数@varにコピー
    <HANDWRITE>
    Qess.handWrite();
    手書き入力を開始
    <SAVE>
    Qess.save();
    データおよびレイアウトを保存
    <OPEN DATA filename>
    Qess.open("DATA", "filename");
    dataフォルダ内のファイルfilenameをデータシートとして開く
    <OPEN LAYOUT filename>
    Qess.open("LAYOUT", "filename");
    layoutフォルダ内のファイルfilenameをレイアウトシートとして開く

    以下のコマンドは、条件分岐やループの処理が必要な場合に使って下さい。 前面処理ですので、UIに影響を与えない短時間に限定ください。 なお、上記の<JS script>を使い、JavaScriptで実現する事もできます。 JavaScriptの方が可読性が高いでしょう。ただしJavaScript内では非同期処理はサポートしません。

    レイアウトファイル記述説明
    <JMP label>コマンド列中のlabel(*18)の位置へ飛ぶ
    <JGT ref label>refで参照するセルより大きいならlabel位置へ飛ぶ
    <JLT ref label>refで参照するセルより小さいならlabel位置へ飛ぶ
    <JEQ ref label>refで参照するセルと等しいならlabel位置へ飛ぶ
    <JNE ref label>refで参照するセルと等しくないならlabel位置へ飛ぶ
    <JGE ref label>refで参照するセルより大または等しいならlabel位置へ飛ぶ
    <JLE ref label>refで参照するセルより小または等しいならlabel位置へ飛ぶ
    <LBL label>コマンド列中にlabelを置く
    <JLMT label count>labelへのジャンプが可能な回数(*19)を設定
    <JLMT label>ジャンプが可能な回数の現在値を得てセルへ追加
  • *1 別範囲は、操作元と操作先を別々に指定する必要があるときなどに用います。別範囲は点線枠で表示します。
  • *2 通常文字は印刷可能な文字です。「<」記号をコマンドではなく通常文字として入力したい場合は、「\<」とします。 Unicode Escape「\uNNNN」も使えます(例:「\u2192」は右矢印)。 改行文字は「\n」、タブ文字は「\t」とします。
  • *3 refには、セル参照の文字列を指定します。A1形式とR1C1形式のいずれも指定可能です。
  • *4 算術式は加減乗除と括弧、それにセル参照を許容します。
  • *5 listにはレイアウトファイル中に記述したリスト行のキーを指定します(第1列がキー、第2列がタイトル、第3列以降が選択項目)。 LISTは指定リストを提示して選択を要求し、選択された文字列を入力します。 LISTNでは選択された項目のインデックス番号(ゼロスタート)を入力します。具体的には、サンプルの記述例を参考にして下さい。 LISTVではlist1を提示して選択を要求し、選択項目と同一のインデックス番号を持つ要素をlist2から取得して入力します。
  • *6 JavaScriptから呼び出した場合、応答を待たずに次の処理に移り、スクリプトの最後で応答待ちします。 よって確実に結果を受け取るには要求のスクリプトを終了してから、応答受信のスクリプトを起動して下さい。詳細はJavaScript呼び出しにあります。  なお、QESSコマンドは、コマンドごとに応答待ちします。
  • *7 typeには、STR, STRING, NUM, NUMERIC, FRML, FORMULA, DATE, TIME, DATETIME, USERDEF1, USERDEF2のいずれかを指定します。 STR/STRINGは文字列です。NUM/NUMERICは数値です。FRML/FORMULAはExcelで規定された数式(Formula)です。 DATE/TIME/DATETIME/USERDEF1/USERDEF2はメニューで指定したフォーマットです。
  • *8 日時のフォーマットは、「設定»Dateのフォーマット」その他で与えます。これに従って現在日時を変換して入力します。 フォーマットはJavaのSimpleDateFormatで規定するフォーマットです。 Date/Time/DataTimeに指定できるフォーマットに区別はありません。 RAWを指定するとExcel既定の日時数値を与えます。この数値はExcelにおいて日時フォーマット指定を行えば適切に変換されます。
  • *9 「@」マークで始まる文字列(例: @var)はQESS変数と定義します。 それ以外の変数指定文字列(例:varj)はJavaScript変数とみなします。 SETVでは現在セルの値を、SETR/SETRR/SETRCでは現在セルまたは範囲の参照を得て変数に設定します。 GETでは変数の値を現在セルに与えます。 JavaScript記述の場合、変数は文字列であり、変数名は引用符「"」で括る必要があります。 QESS変数は、ref,label,count,list,scriptの場所に指定することができます。
  • *10 <SETR>で用いるセル参照文字列はA1形式です。セル(例:A1)または範囲(例:A1:B2)をセットします。 範囲選択中ならば範囲参照、選択中で無く別範囲があればその範囲参照、どちらもなければ現在セルの参照です。 <SETRR>では、セルまたは範囲の行(Row)を参照する文字列(例:'1'または'1:2')をセットします。 <SETRC>では、セルまたは範囲の列(Column)を参照する文字列(例:'A'または'A:B')をセットします。
  • *12 textにはレイアウトファイル中に記述したテキスト行のキーを指定します(テキスト行は、第1列がキー、第2列がタイトル、第3列が本文)。 キーが存在しない場合にはtextそのものを表示します(「AAA&BBB」の時、AAAがタイトル、BBBが本文)。
  • *13 colorには色名の文字列を指定する(以下のリストの要素、大文字小文字を区別しない、完全一致)。 文字列が一致しなければcolorを変数(QESS変数またはJS変数)と見なし、変数に設定した値を用います。 一致しなければAUTOMATICを採用します。
    [色名リスト:AQUA, AUTOMATIC, BLACK, BLUE, BLUE_GREY, BRIGHT_GREEN, BROWN, CORAL, CORNFLOWER_BLUE, DARK_BLUE, DARK_GREEN, DARK_RED, DARK_TEAL, DARK_YELLOW, GOLD, GREEN, GREY_25_PERCENT, GREY_40_PERCENT, GREY_50_PERCENT, GREY_80_PERCENT, INDIGO, LAVENDER, LEMON_CHIFFON, LIGHT_BLUE, LIGHT_CORNFLOWER_BLUE, LIGHT_GREEN, LIGHT_ORANGE, LIGHT_TURQUOISE, LIGHT_YELLOW, LIME, MAROON, OLIVE_GREEN, ORANGE, ORCHID, PALE_BLUE, PINK, PLUM, RED, ROSE, ROYAL_BLUE, SEA_GREEN, SKY_BLUE, TAN, TEAL, TURQUOISE, VIOLET, WHITE, YELLOW]。
  • *14 scriptがQESS変数であれば、その変数の内容をJavaScriptコードとして実行します。 scriptが他の行を指し示すキーになっていれば、該当する行のJavaScriptコードを実行します。 それ以外は、scriptの位置に記述した文字列をJavaScriptコードとして実行します。 別行で記述する場合は、行の1列目にキー、2列目にJavaScriptコードを記述します。
  • *15 A1形式の文字列として取得します。範囲選択中ならば範囲参照、選択中で無く別範囲があればその範囲参照、どちらもなければ現在セルの参照です。
  • *16 配列は[firstColumnNo, firstRowNo, lastColumnNo, lastRowNo]の形式です。 A1形式と配列の変換例は以下の通りです。 A2:C4⇔[1,2,3,4]、A:C⇔[1,0,3,0]、2:4⇔[0,2,0,4]、A2⇔[1,2,0,0]、A⇔[1,0,0,0]、2⇔[0,2,0,0]。
  • *18 labelには任意文字列を指定します。コマンド列の処理中に「<JMP label>」が見つかると、 コマンド文字列中の「<LBL label>」を探して、その位置にジャンプし、コマンドの実行を継続します。 また、「<JGT ref label>」以下のジャンプ命令は、現在セル内容をrefの参照セルと比較して、 その結果によりジャンプします。
  • *19 ジャンプ可能回数は、labelへのジャンプインの度に1ずつ減じます。 ゼロになるとジャンプは拒否されます。設定しなければ無限回ジャンプできますが、 無限ループを避けるためにも設定することを薦めます。
  • サポート  

    下のサポートページを用意しました。このHelpやFAQを置いています。PCなどでの閲覧に利用下さい。
     https://qess-free.web.app/ja/
    (このページ記述はQESS-stdとQESS-proに共通です)

    質問や要望、バグ報告などは下のメールアドレスへ送ってください。
     watanaby00@yahoo.co.jp

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    変更履歴  

  • 2017/06/15 Version 1.0.0 を公開しました。
  • 2017/06/23 Version 1.1.0 テキストファイル(CSV, TSV, TXT)の文字セット(文字コード)選択機能を追加しました。文字セットを自動検出または手動選択できます。
  • 2017/06/26 Version 1.2.0 Free版とPro版の機能を同じにしました。Free版でも共用領域にアクセスできます。Pro版は変化有りません。
  • 2017/07/06 Version 1.2.1 レイアウトファイルの保存およびダイアログの表示に関するバグを修正しました。
  • 2017/07/14 Version 1.3.0 音声認識、QRコード/バーコード認識、位置情報取得による入力を追加しました。 それらを利用するサンプルファイルを追加しました。 追加したサンプルファイルを使用するには、メニューから'サンプルの再ロード'を選択して下さい。 いくつかの小さいバグを修正しました。
  • 2017/07/15 Version 1.3.1 。 スプレッドシートサイズの初期設定を追加しました。 現在セルの画面表示を調整しました。
  • 2017/07/19 Version 1.3.2 現在セルの内容をWeb検索する機能を追加しました。 QRcodeの結果URLからページを表示したり、位置情報(緯度経度)から地図を表示したりできます。 サンプルファイルを変更したので、メニューから'サンプルの再ロード'を選択して下さい。 いくつかの小さいバグを修正しました。
  • 2017/07/23 Version 1.3.3 メイン画面にマイクアイコンを追加しました。 位置情報取得のコードを修正しました。 QRcode取得のコードを修正しました。
  • 2017/07/28 Version 1.3.4 数値の表示を修正しました。 行/列の挿入/削除におけるバグを修正しました。 QRcode入力におけるバグを修正しました。 いくつかの小さいバグを修正しました。
  • 2017/08/01 Version 1.3.5 位置情報取得の処理を修正しました。
  • 2017/08/07 Version 1.3.6 フルスクリーン編集開始時の処理を修正しました。 「名前を付けて保存」の条件を説明するダイアログを追加しました。 データファイルの新規作成時に置ける拡張子選択を追加しました。
  • 2017/08/20 Version 1.3.7 オプションメニューの行操作と列操作に、コピーと貼り付けを追加しました。 ヘッダーに表示するアプリ名をQESSに変更しました。 セル範囲を表す色を変更しました。 列幅に加えて行の高さをシークバーで変更できるようにしました。 セル内に表示する行数の制限を削除しました。 色コード文字列と日時フォーマット文字列のチェックを加えました。 言語切り替え時にテキストファイル入出力が失敗するバグを修正しました。 いくつかの小さいバグを修正しました。
  • 2017/08/25 Version 1.4.0 文字列探索を単一行・列の探索からシート全体の探索に変えました。 テキスト共有の受信機能を追加しました。 他のアプリが「共有」メニューから送ったテキストデータを受け取ることができます。 列数が不揃いであるテキストのパースエラーを修正しました。
  • 2017/08/27 Version 1.4.1 テキスト共有の送信機能を追加しました。 「共有」メニューから他のアプリにテキストデータを送ることができます。 いくつかの小さいバグを修正しました。
  • 2017/09/03 Version 1.4.2 セル幅調整のバグを修正しました。
  • 2017/09/06 Version 1.5.0 「テキスト読み上げ(TTS)」の機能を追加しました。 サンプルレイアウトファイルに、キーパッドなしの設定であるnullKeypad.csvを追加しました。 またsampleMultimodal.csvのキーを「Clear」から「Speak」に変更しました。 既存ファイル名を使った新規作成に対して警告を追加しました。 フルスクリーン編集モードにスクロール表示を追加しました。 いくつかの小さいバグを修正しました。
  • 2017/09/07 Version 1.5.1 他アプリにおいて日時フォーマットが設定されたセルの表示を修正しました。
  • 2017/09/07 Version 1.5.2 Version 1.5.1における修正ミスを訂正しました。
  • 2017/09/17 Version 1.6.0 日時データの内部表現を文字列からExcel互換の表現に変更しました。 ただしテキストファイル(csv,tsv,txt)を使用の場合は文字列です。 またユーザ定義型(フォーマット)を追加しました。 これに伴い、セルの表示方法を変更しました。 ファイル削除とファイル名変更の処理を変更しました。 空白セルの文字列指定マークを外しました。 これに伴い、サンプルファイルsampleCashCalcを改訂しましたので、サンプルファイルの初期化が必要です。 いくつかの小さい修正を行いました。
  • 2017/10/17 Version 1.6.1 非表示設定をデータファイルから表示に反映できないバグを修正しました。
  • 2017/10/28 Version 1.6.2 XLSファイル互換のセルサイズ(幅・高さ)使用をオプションに加えました。
  • 2017/12/07 Version 1.7.0 キーの動作をJavaScriptで制御できるようにしました。 レイアウトファイルのロード時に実行するコマンドを指示するレイアウト要素を加えました。 サンプルファイルの形式をCSVからXLSXに変え、いくつかのサンプルファイルを追加しました (*CSVファイルを削除して、[メニュー-ファイル管理-サンプルファイルの初期化]を実行してください)。
  • 2017/12/10 Version 1.7.1 キーコマンドを追加しました。 小さいバグを修正しました。 サンプルファイルを修正しました (*[メニュー-ファイル管理-サンプルファイルの初期化]を実行してください)。
  • 2018/01/28 Version 1.7.2 ファイル形式変換時のバグを修正しました。 ファイルロード時のメッセージ表示を追加しました。 バージョンアップ時のメッセージ表示を追加しました。 大きいデータファイルを分割する機能を追加しました(XLS/XLSX形式は未サポートです)。
  • 2018/02/15 Version 1.7.3 データファイル分割においてXLS/XLSX形式のファイルをサポートしました。 またトリム(出力するセル範囲を限定する)機能を加えました。 ファイル削除を、複数のファイルを選択して一括処理するように変更しました。
  • 2018/03/07 Version 1.8.0 範囲指定のUIを修正しました。 切り取り機能を追加しました。 メイン画面にストレージ区分のアイコン(共用領域/専用領域)を追加しました。 いくつかのバグを修正しました。
  • 2018/03/08 Version 1.8.1 クリア機能に関するバグを修正しました。
  • 2018/03/20 Version 1.8.2 簡易ハウツーを追加しました。
  • 2018/05/21 Version 1.9.0 セルの塗り色とフォント色(基本色のみ)の設定を追加しました。 レイアウトサンプルを修正しました (*[メニュー-ファイル管理-サンプルファイルの初期化]を実行してください)。 小さいバグを修正しました。
  • 2018/05/22 Version 1.9.1 異常停止のバグを修正しました。
  • 2018/05/25 Version 1.9.2 セルの塗り色/フォント色を設定するコマンドと 範囲指定の退避/復元を行うコマンドを追加しました。
  • 2018/06/04 Version 1.9.3 QRCode生成の機能を追加しました。現在セルまた範囲のテキストを、 クリップボードのテキスト形式(Default:TSV)として連結して、QR Codeを生成します。 またQRCode読み取りの機能を変更しました。受け取ったテキストを、 クリップボードのテキスト形式(Default:TSV)として分割して格納します。
  • 2018/06/05 Version 1.9.4 レイアウトサンプルを追加・変更しました。 (*[メニュー-ファイル管理-サンプルファイルの初期化]を実行してください)。
  • 2018/06/08 Version 1.9.5 生成QRコードの表示サイズを変更しました。
  • 2018/07/07 Version 1.9.6 多くのアプリからテキストを得られるように、貼り付け機能のテキストタイプを広げました。
  • 2018/10/01 Version 1.10.0 データファイルのエクスポート・インポート機能を追加しました。
  • 2018/12/06 Version 1.10.1 データファイルのインポート機能のバグを修正しました。
  • 2019/02/11 Version 1.10.2 CSVファイル入力でのバグを修正しました。
  • 2019/02/21 Version 1.10.3 貼り付けと広告表示におけるバグを修正しました。
  • 2019/04/29 Version 1.11.0 ファイル関連のメニュー構成を変更しました。ファイル関連やその他の機能を修正しました。 参照のコピーをメニューに追加しました。 「数式入力」の画面を追加しました。
  • 2019/05/07 Version 1.11.1 数式をフルスクリーン編集できるようにしました。 コマンドLISTVとPARENを追加しました。 レイアウトサンプルに、sampleBasicCalc sampleSciCalcを追加しました (*新サンプルの利用には、[メニュー-ファイル管理-サンプルファイルの初期化]が必要です)。
  • 2019/05/18 Version 1.11.2 「連続データ入力」の画面を追加しました。 指数表現を許容し、また計算誤差を最小にするように、算術式の解釈方法を改良しました。 日付文字列の解析における指定フォーマットとの比較を厳格にしました。
  • 2019/09/08 Version 1.11.3 XLSXファイルで絵文字が文字化けすることを修正しました。
  • 2019/10/06 Version 1.11.4 テキスト配置(右詰め、下詰めなど)の設定を追加しました。
  • 2019/12/17 Version 1.11.5 正規表現での探索・置換を追加しました。単純な文字列置換も追加しました。
  • 2019/12/26 Version 1.11.6 入力バー上での改行キーのバグを修正しました。
  • 2020/01/11 Version 1.11.7 行の並べ替え機能を追加しました。小さいバグを修正しました。
  • 2020/01/11 Version 1.11.8 APKファイルサイズを縮小しました。
  • 2020/01/16 Version 1.12.0 コマンド<SAVE><BACKUP><MENU menuItem>を追加しました。 レイアウトサンプルにsampleMenuCmdを追加しました (*新サンプルの利用には、[メニュー-ファイル管理-サンプルファイルの初期化]が必要です)。
  • 2020/02/16 Version 1.12.1 「使用開始方法」のページを加えました。初期レイアウト(initKeypad)にすると表示できます。
  • 2020/04/06 Version 1.12.2 コードのリファクタリングを行いました。設定メニューを修正しました。
  • 2020/06/25 Version 2.0.0 メディア(Image, Video, Audio)をサポートしました。 データ領域を他アプリからアクセス可能なアプリ専用域に変更しました。 レイアウトサンプルsampleMultimodalを修正しました。 (*新サンプルの利用には、[メニュー-ファイル管理-サンプルファイルの初期化]が必要です)。 ファイル削除とMENUコマンドのバグを修正しました。 その他、多くの細かい修正をしました。
  • 2020/06/27 Version 2.0.1 コマンド<OPEN LAYOUT file><OPEN DATA file>を追加しました(ボタンタッチでレイアウト・データを切替できます)。 入力バーの表示位置を設定項目に追加しました。
  • 2020/07/01 Version 2.0.2 設定に自動リンクのオプションを追加しました。 有効にするとフルスクリーンエディタ内でURL、電話番号等にリンクを作成します。
  • 2020/07/12 Version 2.1.0 グラフ描画機能を追加しました。 折れ線グラフ、積み上げ棒グラフ、グループ棒グラフ、円グラフ、散布図、レーダーチャート、バブルチャート、ローソク足チャートが描画できます。
  • 2020/07/16 Version 2.1.1 グラフ描画機能を修正しました。多くのグラフ形式でラベルを表示できます。
  • 2020/07/27 Version 2.1.2 ファイル管理画面のリストにコンテクストメニューを追加しました。 数式で関数frequency()が使用できるようにしました。 負荷軽減のため一部の処理を修正しました。
  • 2020/08/16 Version 2.2.0 現在セルやヘッダーのドラッグで範囲指定をできるようにしました。 ヘッダーのダブルタップでセルサイズ変更バーを表示できるようにしました。 細かいバグを修正しました。
  • 2020/08/17 Version 2.2.1 現在セル移動のバグを修正しました。
  • 2020/08/18 Version 2.2.2 バグを再修正しました。
  • 2020/09/09 Version 2.3.0 SQLクエリの機能を追加しました。 負荷軽減のため一部の処理を修正しました。 多くのバグを修正しました。
  • 2020/09/14 Version 2.3.1 ファイルロードのバグを修正しました。
  • 2020/09/18 Version 2.3.2 インポート/エクスポートのインターフェースを単一選択から複数選択に変更しました。 インポート機能に関するバグを修正しました。
  • 2020/10/01 Version 2.3.3 DBテーブルの一覧表示/削除/名前変更の機能を追加しました。 メディアファイルに関するメニューを移動し、 そのメニューに「セルへの貼り付け」機能を追加しました。 いくつかの機能をセルメニューに追加しました。 細かいバグや曖昧さを修正しました。
  • 2020/10/13 Version 2.4.0 左側と上側のセル枠を固定する機能を追加しました。 「最終バックアップに戻る」のバグを修正しました。
  • 2020/10/22 Version 2.4.1 キーパッド切替のバグを修正しました。
  • 2020/11/01 Version 2.4.2 サンプルファイル初期化のバグを修正しました。 ストレージパーミッションのリクエストを削除しました。 地理位置情報取得の機能を削除しました。 システム機能の更新に準じた修正を行いました。
  • 2020/11/16 Version 2.5.0 アプリ終了時の確認ダイアログを削除しました。シートは画面遷移毎に保存します。 設定メニューに表示枠の固定数、CSV/TSVのセパレータ文字を追加しました。 範囲設定に関するバグを修正しました。
  • 2021/01/13 Version 2.6.0 サブフォルダを扱えるようにしました。 メニュー構成を変更しました。 ファイルのプレビューを追加しました。 組み込みサウンドプレイヤーを追加しました。 ファイル共有機能を追加しました。 探索置換バーに正規表現探索と大文字小文字同一視探索の選択を追加しました。 その他、多くの機能とUIを修正しました。
  • 2021/01/18 Version 2.6.1 簡易ハウツーを修正しました。 塗り色/フォント色設定に関するバグを修正しました。 ファイル管理画面のボタン表示に関するバグを修正しました。 行/列の削除と挿入に関するバグを修正しました。
  • 2021/01/25 Version 2.6.2 ジェスチャーナビゲーションにおける利便性のため、ほとんどのアクションバーにバックボタンを追加しました。
  • 2021/01/28 Version 2.6.3 保存時に失敗すると保存前のファイルが残るように機能を修正しました。
  • 2021/02/02 Version 2.6.4  開始方法の文書を修正しメニューに追加しました。 サポートする数式関数の一覧を数式入力の画面に追加しました。
  • 2021/02/17 Version 2.7.0 セル表示における小数点以下桁数の設定を加えました。 現在セルを編集可能な生の値を表示するように変更しました。 フルスクリーン編集画面におけるバックボタン動作を変更しました。 ズームボタンを修正しました。 レイアウトサンプルsampleSciCalcを修正しました (*新サンプルの利用には、[メニュー-ファイル管理-サンプルファイル初期化]が必要です)。 バージョンアップダイアログにサンプルファイル初期化のチェックボックスを追加しました。 細かいバグを修正しました。
  • 2021/02/20 Version 2.7.1 「名前を付けて保存」のダイアログに自動保存の説明を追加しました。
  • 2021/02/26 Version 2.7.2 誤解防止のためにメニュー「名前を付けて保存」を「変換」に名称変更しました。
  • 2021/03/02 Version 2.7.3 シートメニュー「テーブルサイズ拡大」を「テーブルサイズ変更」に修正し、 テーブルサイズの縮小を可能にしました。 ファイル保存時に、末端の無駄な行/列の削除を加えました。
  • 2021/03/12 Version 2.7.4 データ型変更を、より柔軟に行えるように修正しました。
  • 2021/03/22 Version 2.8.0 データ型変更を再修正しました。非推奨のコードを修正しました。 数式セル表示にフォーマットを追加しました。 セル表示の組込フォーマットを追加しました。
  • 2021/03/25 Version 2.8.1 フォーマット選択リストに表示例を追加しました。 細かいバグを修正しました。
  • 2021/04/01 Version 2.8.2 サンプルファイルの改訂をチェックする機能を追加しました。 数式の入力支援画面を修正しました。 細かいバグを修正しました。
  • 2021/04/08 Version 2.8.3 メニュー記述を「データ型/フォーマット変更」から「型とフォーマット」に変更しました。 数式入力画面の関数リストを修正しました。 日付変換を修正しました。
  • 2021/04/08 Version 2.8.4 日付変換を修正しました。
  • 2021/04/10 Version 2.8.5 Pause時のバグを修正しました。
  • 2021/04/20 Version 2.9.0 バックアップ、復元の機能を追加しました。  細かいバグを修正しました。
  • 2021/05/21 Version 2.10.0 手書き機能を追加しました。 Android11でカメラが起動しないバグを修正しました。  細かいバグを修正しました。
  • 2021/06/01 Version 2.10.1 非推奨のコードを修正しました。 細かいバグを修正しました。
  • 2021/06/03 Version 2.10.2 細かいバグを修正しました。
  • 2021/06/10 Version 2.10.3 細かいバグを修正しました。
  • 2021/06/23 Version 2.10.4 Android11で音声認識が起動しないバグを修正しました。 細かいバグを修正しました。
  • 2021/07/09 Version 2.10.5 ダブルタップと判断する時間間隔を設定に加えました。 細かいバグを修正しました。
  • 2021/07/23 Version 2.10.6 CSVファイル読込を改良しました。 設定にヒープメモリ使用量バー表示のスイッチを追加しました。 細かいバグを修正しました。
  • 2021/08/01 Version 2.11.0 SQLクエリー経由のロードを追加しました。 大きいデータファイルの一部を選択使用するときに有用でしょう。 プレビュー画面の文字化けを修正しました。
  • 2021/08/09 Version 2.11.1 コマンドボタンの長押しを加えました。レイアウト編集モードへの切替として働きます。
  • 2021/09/14 Version 2.11.2 細かいバグを修正しました。 クリップボードからの画像取得を追加しました。
  • 2021/10/04 Version 2.11.3 細かいバグを修正しました。 サムネイル画像の処理を修正しました。
  • 2021/11/01 Version 2.11.4 共有データの受理後に共有リセットを加えました。 ファイル一覧からの共有を修正しました。 サウンドレコーダ・プレイヤを外部から起動できないようにしました。 メニュー「変換」の表記を「別名で保存」に変えました。
  • 2022/03/25 Version 2.11.5 数値表示を修正しました。
  • 2022/05/14 Version 3.0.0 パフォーマンス向上のためにRecyclerViewを採用しました。 セルサイズをファイル(XLS/XLSX形式)に反映するようにしました。 コマンドをキーパッドに記載せず直接実行できるバーを追加しました(標準は非表示)。 ヒープメモリ使用量のバーを削除しました。 非推奨のコードを修正しました。 細かいバグ修正と改善を行いました。
  • 2022/05/17 Version 3.0.1 細かいバグを修正しました。
  • 2022/06/02 Version 3.1.0 罫線の機能を追加しました。 細かいバグを修正しました。
  • 2022/06/16 Version 3.2.0 フォント属性(色、サイズ、太字、車体、下線、取り消し線)の設定を追加しました。 ファイル履歴の保持機能を追加しました。 列の挿入/削除時と列の属性設定時、その他のバグを修正しました。 エラー表示を追加しました。
  • 2022/06/19 Version 3.2.1 属性変更のロジックを改良しました。
  • 2022/06/20 Version 3.2.2 ファイル履歴表示のバグを修正しました。 細かいバグを修正しました。
  • 2022/06/21 Version 3.2.3 フォント設定とシート削除のバグを修正しました。 細かいバグを修正しました。
  • 2022/06/22 Version 3.2.4 Google Playの指示に従い、[QESS free]を[QESS std]に改名しました。
  • 2022/06/30 Version 3.2.5 迷惑なエラーメッセージを削除しました。 列非表示のバグを修正しました。 細かいバグを修正しました。
  • 2022/07/04 Version 3.2.6 列の挿入/削除のバグを修正しました。
  • 2022/07/14 Version 3.3.0 行高さと列幅の変更UIを改良しました。
  • 2022/09/12 Version 3.4.0 印刷機能を追加しました。 細かいバグを修正しました。
  • 2022/10/05 Version 3.4.1 キーパッド切替コマンドのバグを修正しました。
  • 2022/12/01 Version 3.5.0 共有データ受信取時のバグ、その他のバグを修正しました。 カメラ撮影画像の向きの自動調整を追加しました。 物理キーボードの基本的キー操作を追加しました(ヘルプ参照)。 レイアウトファイルにキーショートカット設定を追加しました(サンプルファイルの初期化が必要)。 URL先が画像またはYoutubeの時にサムネイル画像を表示するようにしました。 URL表示のセルのダブルタップで該当ページを表示するようにしました。 「常にシステムキーボード使用」の設定を削除しました。
  • 2022/12/02 Version 3.5.1 サムネイル表示のバグを修正しました。
  • 2022/12/16 Version 3.5.2 削除キー、その他のバグを修正しました。 エラー発生時のファイル消失を減らしました。 オープン失敗のファイル保存を追加しました。 前回終了時のセル位置で開始するようにしました。 貼付後に、現セルを貼り付け範囲の下方(または右方)へ移動するようにしました。
  • 2022/12/23 Version 3.5.3 絵文字表示、その他のバグを修正しました。 poishadowを0.7に、minSdkVersionを26に変更しました。 ファイル分割の機能を削除しました。 サムネイル画像に影を加えました。
  • 2022/12/28 Version 3.5.4 細かなバグや非推奨コードを修正しました。
  • 2023/05/18 Version 3.5.5 範囲選択時におけるセルサイズシークバーの表示を変更しました。
  • 2023/05/22 Version 3.5.6 セルサイズシークバーの数値表示形式を修正しました。 細かなバグや非推奨コードを修正しました。
  • 2023/06/03 Version 3.5.7 xlsファイル生成時のバグを修正しました。 ハウツー文書を修正しました。
  • 2023/07/11 Version 3.6.1 ダークモードに対応しました。 Web表示にページ内探索機能を加えました。 シート間移動できるようにGOコマンドを拡張しました。 その他、多くの細かい修正を行いました。
  • 2023/07/14 Version 3.6.2 細かいバグを修正しました。
  • 2023/07/15 Version 3.6.3 細かいバグを修正しました。
  • 2023/07/18 Version 3.6.4 細かいバグを修正しました。
  • 2023/08/08 Version 3.7.0 メニュー項目「共有(メディア)」と対応コマンド「ShareMedia」を追加しました。 Shareコマンドを拡張しました(詳細はヘルプ>共有設定)。 サンプルレイアウトファイルsampleShareを追加しました(レイアウトファイルの初期化が必要)。 細かいバグを修正しました。
  • 2023/10/27 Version 3.7.1 非推奨のコードを修正しました。 ライブラリのリンクを更新しました。
  • 2024/03/05 Version 3.7.2 罫線描画を改善しました。 コピー/切り取り/貼り付けの機能を改善しました。